募金詐欺については、基本的に「無い話をでっち上げて同情や関心を煽り、金品浄銭を集め詐取する行為」(消費者問題に詳しい弁護士)であり、2010年に最高裁判決で小額かつ不特定多数の被害であっても詐欺罪が成立することが確定しています。西野氏の行為は「募金詐欺の典型例」(同)ということで、募金に応じてしまった被害者の行動によっては摘発されかねない行為であろうと思います。

偽募金、被害未特定でも詐欺罪 最高裁が初判断:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1903G_Z10C10A2CC1001/

さらに、西野氏はどうもノリで人から金を違法にネット経由で集める悪い癖があるのではないかと思しき事例に事欠かないのが気になるところです。過去には「新宿から五反田までの電車賃がない」と称してネット上で資金を募り、実際に10万円を超えるお金が集まったあとで実は手持ちの電車賃がありすでに五反田に帰っていることを明かすという、みようによっては悪質な寸借詐欺2.0みたいなことを平気でやってしまう感性の持ち主だということにもなります。

今回、ネット番組の企画と西野氏に明言されたSHOWROOMは、関係者も「番組の企画として西野さんとそのような打ち合わせをした経緯は無かった。あくまで西野さんが独自で考えて発表された内容です」として、SHOWROOM公認の番組企画であることを否定。そうですか。まあ新番組やろうとしたらいきなり犯罪まがいの企画を立てられて準備万端対応できるはずもなく、ご愁傷様であります。

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