スウェーデンのストックホルム中心部にあるガムラスタンは、スウェーデン語で「古い街」という意味を持つ旧市街で、島全体に歴史的な建物が残る美しいエリア。

石畳の曲がりくねった細い道が続く街並みは、時間があれば地図を持たずに思うまま散策してみるのも素敵です。

今回はガムラスタンにある3つの教会を目印に、街を散策してみましょう。

ガムラスタン(Gamla stan)は、ストックホルムの南北地区の間の運河に浮かぶ、スターズホルメン島と周囲にあるリッダーホルメン島、ヘルゲアンズホルメン島に見所が広がっています。

魔女の宅急便のモデルにもなったガムラスタンを一望できるスポットは、ストックホルム市庁舎の塔や対岸のセーデルマルムの展望台がおすすめです。

・大聖堂(Storkyrkan)

ガムラスタン観光の中心地である王宮や大広場の近くにある大聖堂は、13世紀後半に建てられたストックホルム最古の教会。歴代の国王や女王の戴冠式が行われた歴史を持ちます。

細い路地から見える大聖堂は絵になる美しさです。

大聖堂の外観はバロック様式でシンプルな印象を受けますが、内部に足を踏み入れると重厚感のある造りや美しい装飾が施されています。

大聖堂の周辺にはスウェーデンの工芸品やお土産品を扱うお店が集まっているので、ショッピングも楽しめます。

・ドイツ教会(Tyska kyrkan)


高さ83メートルの尖塔を持つドイツ教会は、近くで見ると写真に納まりきらないほど高く迫力満点です。

ガムラスタンが交易の中心地として繁栄していた時代に、ハンザ同盟のドイツ人商人の暮らしていた地区がドイツ教会の周辺でした。

ドイツ教会の壮麗さからも、かつてのドイツ人達の経済力や影響力をうかがい知ることができますね。

ドイツ教会の内部には美しい祭壇やステンドグラスがあり、見ごたえがあります。

・リッダーホルム教会(Riddarholmskyrkan)

リッダーホルメン島に位置するリッダーホルム教会は歴代の王族が多く眠る教会。
教会の尖塔は特に目を引く個性的なもので、透かし彫りのようなデザインになっています。

ガムラスタンを歩いていると、両手が届くほどの細い路地のモーテン・トローツィグ・グレンがあったり、トンネルのようになっている不思議な場所も見られます。

徒歩で観光出来るほどの狭いエリアですが、思わず立ち止まってしまうような場所がいくつもあり、街歩きの魅力を存分に堪能することができました。

ガムラスタン観光のあとには、ぜひ島を一望できる絶景スポットにも立ち寄ってみてください。

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