ポンレヴェック(Pont-l’Eveque)は、愛知県の西のはずれ、海部郡蟹江町にあるカフェを併設したパン屋さん。1992年のオープン以来、移転を経た現在も多くのファンに愛されているお店です。

店頭には大きな窯で焼き上げるパンが所狭しと並びます。

ポンレヴェックで一番人気の商品は、1本100円(税別)のバゲットと、そのバゲットを使った明太バゲット。多い日には1日に400本近くも焼くそうです。

40cmを超える大きなバゲットが100円(税別)というのはかなりお値打ちに感じます。

本場フランスではバゲットはたいてい1ユーロ程度で売られているそうで、フランスのように気軽に食事ごとにバゲットを買ってほしいという気持ちから、この価格を続けているとのこと。

ベーコンエピ、パンオレ、ライ麦パンなど、食事パンのバリエーションは豊富で、バゲットに自家製ベーコンやエビカツ、ソーセージを挟んだハード系サンドイッチもそろっています。

アップルパイやイチゴのタルト、ポークシチューのミートパイ。

朝食にぴったりの定番のクロワッサンや、おやつに喜ばれそうなスイートクロワッサンも。

ポンレヴェックでは、買ったパンを店内のカフェで食べることができます。

ドリンクはモーニングタイム(8:00~10:30)とティータイム(14:00~17:30)で提供価格が異なりますが、モーニングタイムであれば、コーヒー・紅茶が220円(税別)からと手ごろです。

ランチタイムも席に空きがあればカフェでパンを食べることができますが、ランチ注文のお客さんが優先になるので、混雑する場合は待つ必要があるとのこと。

好みのパンを買ってコーヒーやカフェオレと楽しむ朝食も良いですが、ポンレヴェックでモーニングを食べるなら、おすすめの朝食セットがあります。

それが、フランス製「staub(ストウブ)」のホウロウ鍋で煮込んだココットと焼きたてバゲットのセット 800円(税別)。コーヒーまたは紅茶をつけると900円(税別)です。

ココットの内容は時期により異なるようですが、この日は厚切りの豚肉とキャベツの入ったオニオンスープに卵2つがのったものでした。

ストウブのホウロウ鍋に具材とスープをいれて、仕事を終えたパン窯でゆっくりと3時間ほど煮込んだものに、注文が入ってから季節の野菜と半熟卵で仕上げてもらえます。

ココットにはカットされたクロワッサン1本分がついてきますが、バゲットはお代わり自由です。

熱々スープの上の半熟たまごはとろりとして優しいお味。

厚切りの豚肉は柔らかく煮込まれ、クタクタになったキャベツは甘さたっぷりです。

熱々のお鍋に入ったココットは冷めにくく、最後まで温かくおいしくいただくことができました。

コーヒーまたは紅茶つきで900円(税別)と手ごろな価格ですが、お肉も野菜もしっかり入っていてボリュームたっぷり、女性であればランチとしても十分な量ではないでしょうか。

隣りの厨房やパン売り場から漂ってくる焼きたてパンの香りに包まれて、おいしいパンやココット料理を楽しめるポンレヴェック。

名古屋からわざわざ来るお客さんがいるというのもうなずける素敵なお店です。

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店名:ポンレヴェック(Pont-l’Eveque)
住所:愛知県海部郡蟹江町学戸2丁目38番地
営業時間:8:00~18:00
(モーニング:8:00~10:30オーダーストップ、ランチ:11:00~14:00オーダーストップ)
定休日:毎週水曜日
公式サイト: http://pont-leveque.jp/