自民党の杉田水脈議員(51)が自身のツイッターで、準強姦被害を訴え続けているフリージャーナリストの伊藤詩織さん(29)について批判し物議を醸している。
昨年5月、ジャーナリストの山口敬之氏(52)から準強姦を受けたことを明かしていた伊藤氏。先月28日にはイギリスのBBCテレビが伊藤氏に焦点を当てたドキュメンタリー『日本の秘められた恥』を放送。再び事件が見直されるきっかけとなっている。
そんな中、番組内でも山口氏を擁護する立場としてインタビューに応えた杉田氏は29日にツイッターを更新し、「私は性犯罪は許せない!」と前置きつつ、「無理やり薬を飲まされたり、車に連れ込まれて強姦されるような事件はあってはならない(中略)が、伊藤詩織氏の事件が、それらの理不尽な、被害者に全く落ち度がない強姦事件と同列に並べられていることに女性として怒りを感じます」とツイート。
これに対し、「強姦事件に女性の落ち度も何もあるのですか?ひどすぎる」「山口氏の意見と伊藤さんの意見が食い違っているのになぜ伊藤さんの行動を『落ち度』なんて言えるんでしょうか」「本当に性犯罪を許せないなんて思ってるんですか?あなたの言っていることは準強姦を肯定することですよ」といった批判が集まった。
すると杉田氏は再びツイッターで「もし私が、『仕事が欲しいという目的で妻子ある男性と2人で食事にいき、大酒を飲んで意識をなくし、介抱してくれた男性のベッドに半裸で潜り込むような事をする女性』の母親だったなら、叱り飛ばします」と、山口氏側の伊藤氏の当日の行動を引き合いに出して説明。「『そんな女性に育てた覚えはない。恥ずかしい。情けない。もっと自分を大事にしなさい。』と」とつづっていた。
しかし、ツイートから数日経っても杉田氏への批判は止まず、2日のツイートで「にしても、モグラ叩き状態ですね」と投稿していた。