宇治茶、狭山茶と並んで日本三大茶とされる静岡茶。近年では抹茶ブームもさることながら、お茶スイーツもじわじわとブームになってきているという。静岡市内のあちらこちらにも、静岡茶の特性を生かしたお茶スイーツのお店が数多く存在します。

今回ご紹介するのは、JR静岡駅から徒歩5分の場所に店舗を構える「MARUZEN Tea Roastery(マルゼン ティー ロースタリー)」。

「マルゼン ティー ロースタリー」は、静岡市で創業70年を迎える製茶問屋「丸善製茶」が、若い人たちにも日本茶に親しんでほしいと願い、2018年1月にオープンした世界初のティージェラートカフェ。

・その場で温度帯別に焙煎し、茶葉を一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供

こちらのお店は、店内にお茶の焙煎工房を併設し、その場で温度帯別に焙煎。お茶の香りを閉じ込めたジェラートとともに、それらの茶葉を一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供しています。

お茶は、80度から200度まで5段階で選択可能。それぞれ浅煎り、深蒸しが選ぶことができ、ジェラートとのセットも楽しめます。好みの温度帯のお茶を見つけてみてください。

・焙煎温度によって全く異なる味わいの焙煎温度別ジェラート

ティージェラートは、季節のジェラートを含めて随時10種類を用意。

0度、80度、100度、130度、160度、200度まで6段階の温度で焙煎したティージェラートを楽しむことができます。

ティージェラートは、焙煎温度により味わいが変化し、焙煎温度が高いほど香ばしさが生まれ、低いほどフレッシュさが引き立ちます。

左から、0度、100度、200度のティージェラート(写真下)。0度はジェラート限定で選べる温度帯。ノンローストのため、青々しいフレッシュさを感じられます。

100度は、浅煎りのライトロースト。最もスタンダードな煎茶のジェラートは、適度な焙煎が爽やかな香りを引き立たせてくれます。

200度は、超深煎りのダークロースト。焦げないギリギリの温度で雑味を飛ばしたほうじ茶ジェラートは、香ばしさを際立たせた最高温度の焙煎。

200度のほうじ茶ジェラートが一番人気。ジェラートから感じる香ばしさは今までに味わったことがない唯一無二の味。ジェラートはシングルとダブルが選べるので、異なる温度帯のジェラートを食べ比べするのもオススメです。

2階にカフェスペースがあり、購入したお茶とジェラートを食べることができます。

外観と同じく白を基調とした店内は、東京の三軒茶屋に店舗を構えるハンドドリップ日本茶専門店「東京茶寮」を運営する株式会社LUCY ALTER DESIGN (ルーシーオルターデザイン)が、コンセプトから店舗内装、商品ラインナップに渡るデザインをプロデュース。

おひとり様でも気軽に利用できるカウンター席もあります。

ジェラートはテイクアウトをすることができ、お茶の焙煎工房こだわりのジェラートを自宅でも楽しむことができます。

静岡に訪れた際は、焙煎温度が選べる世界初のカフェで、お茶とティージェラートを楽しんでみてはいかがでしょうか。新たな自分好みのお茶の味を発見できるかもしれませんよ。

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お店 Maruzen Tea Roastery (マルゼンティーロースタリー)
住所 静岡県葵区呉服町2-2-5
営業時間 11:00〜19:00
定休日 不定休
お店の公式ホームページ http://www.maruzentearoastery.com