日本各地にはそれぞれの街や地域の方々がこよなく愛し、磨き上げられてきた絶品グルメが必ず1つや2つ存在する。
しかしその絶品グルメは、ほとんどの場合地元の人にとっては「常識」や「当たり前」のため、その街や地域以外の人にはなかなか知られることがないのが、現状である。
例えば、愛知県・安城市にある「北京本店の北京飯」や広島県・広島市にある「陽気のラーメン」、石川県・金沢市にある「グリルオーツカのハントンライス」、新潟県・新潟市にある「みかづきのイタリアン」、大阪府・大阪市にある「かどやの豚足」、長野県・上田市にある「日昌亭の焼きそば」北海道・札幌市にある「だるまのジンギスカン」などなど、さまざまな美味しいグルメがキラボシのごとく日本各地に輝きを放って存在している。
今回は、美味しい地方グルメの中から、中津川市民なら誰もが知っている老舗ファミレス「プリンス松葉」をご紹介したい。
・創業1983年(昭和58年)の老舗ファミレス店、それが「プリンス松葉」
「プリンス松葉」とは、愛知県名古屋市から長野県長野市へ至る国道19号線沿いに存在する老舗ファミレス店。
特にこの国道19号線は、岐阜県恵那市から長野県塩尻市にかけては、旧中山道に相当する路線であり、多くのトラックドライバーや木曽エリアを旅する人々に使われており、非常に交通量のある幹線道路である。
そんな生活にも旅行にも欠かせない道路に、1983年(昭和58年)に創業されたのが「プリンス松葉」だ。
1983年(昭和58年)と言えば、東京ディズニーランド開園し、任天堂がファミリーコンピュータ(ファミコン)を発売、テレビドラマ「おしん」が視聴率62.9%を記録するなど、日本各地で多くの娯楽が生まれ、楽しまれていた時代。
そんな時代に、お城のような外観のファミレス「プリンス松葉」は産まれたのだ。
・たくさんの美味しいメニューたち
こちらのお店には、たくさんの美味しいファミレスのメニューが存在している。
パスタにハンバーグ、ステーキに焼きそば、ネギトロ丼にかつ丼、ケーキやパフェなどのカフェメニューも充実している。
ミックスフライや様々な和・洋のメニューをあわせたプレートメニューが充実しており、まさに何でもアリの食のデパートといっても過言ではない。
メニューを眺めているだけで楽しくなる、たくさんのメニューがありすぎて選べない、そんな嬉しい困惑を感じられるお店、それが「プリンス松葉」なのだ。
こちらのお店を訪れるのであれば、是非大人数で様々なメニューを味わうことをオススメしたい。
・困った時にオススメなのが、プリンス定食
たくさんのメニューに困った時、そんな時にオススメしたいのが、こちらのお店の名前がついた、松葉定食かプリンス定食。
ハンバーグにエビフライ、酢鶏(酢豚の鶏肉バージョン)に小さなウドンがついたものが松葉定食で、ハンバーグにエビフライ、唐揚げに、スパゲッティがついたものプリンス定食だ。
もし揚げ物が嫌いでなければプリンス定食をオススメしたい。
まず、配膳されると驚くのがそのボリューム。
ハンバーグとエビフライに、ジューシーな唐揚げが2つ、そして、パスタにはミートソースがかかっており、生野菜サラダも充実している。
まずはメインのハンバーグだが、これが非常にジューシーで、まさにイメージ通りの味わい。
濃厚なデミグラスソースにジューシーなハンバーグ、ご飯とベストマッチな美味しい味わいを堪能する事ができる。
エビフライや唐揚げはもちろん美味しいのだが、特筆したいのがパスタだ。
しっかりとミートソースを絡めて味わうと、何とも言えない味わいを堪能する事ができる。
喫茶店で味わうナポリタンのようなパスタの食感に、タマネギとひき肉のウマミが詰まったパスタソース。
ある種脇役だと思っていたパスタにここまで良い意味で裏切られる、単純でいて非常に奥行きのある味わいに、驚きを禁じ得ない。
もし、中山道を旅するのであれば、こちらのお店で、中津川市民がこよなく愛する味わいを堪能してみてはいかがだろうか?
そこにはきっと、このファミレスが長きに渡って営業を続けられてきた、理由がしっかりと存在しているに違いない。
そしてその理由を知ったのならば、きっと中山道の旅がこれまでよりも、もっと楽しく想い出深いものになるに違いないのだ。
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お店 プリンス松葉 (珈琲ステーキ プリンス松葉(コーヒーステーキプリンスマツバ))
住所 岐阜県中津川市手賀野419
営業時間 9:00~23:00
定休日 年中無休(12月31日のみ休業)