アラブ首長国連邦にあるドバイ国際空港は、ドバイの空の玄関口であり、日本とヨーロッパを結ぶエミレーツ航空の拠点です。
3つの国際線ターミナルを持つ巨大なドバイ国際空港内には多数のラウンジがあり、早朝から深夜まで多くの人で賑わっています。
通常、ラウンジを使うとなるとビジネスクラスやファーストクラスの搭乗客に限られるのですが、ビジネスクラスやファーストクラスのチケットを持っていなくても使えるラウンジがあります。
それが「プライオリティ・パス」という、ラウンジが利用できるサービスです。
プライオリティ・パスは、年会費米ドルを支払って会員になると、1回32米ドルで世界各国の空港ラウンジを利用することができます。もしくは、年会費299ドルを支払えば、10回まで世界各国の空港ラウンジを無料で利用することも可能です。
頻繁に海外に行くわけでない人にとっては決して安い金額ではありませんが、楽天プレミアムカード(年会費10,800円)を作ると、無料でプライオリティ・パスを発行することができます。
ほかにもプライオリティ・パスを発行できるクレジットカードはありますが、日本国内でもっとも安価にプライオリティ・パスを手に入れるクレジットカードは、現在のところ、楽天プレミアムカードと言えるでしょう。
今回はそんなプライオリティ・パスを使って楽しめるドバイ国際空港のマルハバラウンジを紹介します。
ドバイ空港の第3ターミナルはエミレーツ航空専用ターミナルとなっており、その中のコンコースA、コンコースB、コンコースCにマルハバラウンジ(Marhaba Lounge)があります。
今回はコンコースCにあるマルハバラウンジを利用しました。
入口のスタッフにプライオリティ・パスと搭乗券を見せると、中に入ることができます。料金の支払いは不要。
ラウンジの中は天井が高く、広々としていますが、席数はあまり多くありません。
フード&ドリンクコーナーはラウンジの奥のほうにあります。
サンドウィッチ、バゲットサンド、ラップなどの軽食と、ケーキやタルトなどのスイーツ類。
アラブらしく、乾燥デーツ(ナツメヤシ)もありました。プレーンなものと、中にアーモンドを挟んだものの2種類です。コーヒーやお茶、ジュースなどもありました。
各種お酒も揃っています。
生野菜、ピクルス、フムス(ひよこ豆のペースト)、チーズ、ヨーグルトなど。
スクランブルエッグ、ソーセージ、豆の煮込みなどのホットミールも揃っています。
今回はこんな感じでいただきました。ラウンジ内は無料Wi-Fiも使えるので、メールチェックやSNS投稿をしながら搭乗までの時間をゆったりと過ごせます。
残念ながらシャワーは有料となっており、料金も60AED(約1800円)とけっこうするのですが、日本とヨーロッパの長距離フライトの合間にシャワーを浴びてすっきりしたい人には嬉しいですね。
シャワーを利用したい場合は、受付で申し込みと支払いをしましょう。混雑している場合は順番を待つことになります。
ドバイは物価が高く、空港内のカフェでコーヒーや軽食を食べるとかなり高くつくので、プライオリティ・パスを使って無料で飲食と休憩ができるラウンジはありがたい存在と言えるでしょう。
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[取材協力:チェコ政府観光局]