ヨーロッパ旅行では鉄道や車などで気軽に隣国へアクセスできるのも、旅の醍醐味の一つ。
北欧ではバルト海に面した都市を結ぶクルーズ船が多く運行しており、スウェーデンやフィンランドから日帰りや一泊二日のショートクルーズも人気を集めています。
今回はおとぎの国のような美しい旧市街を誇る、エストニアの首都タリンへのクルーズをご紹介します。
スウェーデンのストックホルムからエストニアのタリンまでは、飛行機を使うとたった1時間程でアクセスすることができますが、美しい風景を堪能できる船旅も人気を集めています。
短い旅程を組んでいる場合であれば、時間のかかるフェリーは利用しにくいイメージもありますが、夕方出発の翌朝到着便を利用すると、寝ている間に移動する事ができ時間や宿泊代金を節約できてお得です。
フェリーターミナルでは簡単なパスポートチェックはありますが、飛行機の国内線に乗車するようなイメージで簡単に利用することができます。
運行路線によって船内の施設は異なりますが、免税店やディスコ、カジノコーナーやレストランバー、サウナなどがあります。
船内には様々なエンターテイメントがありますが、一番の魅力は北欧の雄大な景色。バルト海に沈む夕日は何度見ても感動させられる美しさです。
ストックホルムからバルト海へ出るまでは群島が多くあり、小さな島に北欧らしい木造の家がぽつぽつとある、のどかな風景が続いています。
個人でも簡単に予約することができ、今回はタリンク&シリヤライン(Tallink Silja Line)の船をオンラインで予約。
客室が含まれる二人分のチケット代金は124ユーロ。こちらは窓なしの小さな部屋ですが、シャワーとお手洗いがついています。
オーシャンビューのお部屋やデラックスルーム、スイートルームなどもあり、予算に応じてお部屋を選べます。
ストックホルムからヘルシンキを結ぶシリヤラインの船には、フィンランドが誇る人気キャラクターのムーミンが描かれたお部屋や限定グッズを購入できるシリヤ・セレナーデ号も運航しています。
北欧エリアのクルーズで興味深いポイントは、観光客だけでなく地元の人が多く利用していること。北欧では消費税や酒税が高い為、買い物やお酒の買い出し、パーティーを楽しむ目的でもクルーズ船が利用されています。
ひと昔前のような雰囲気のディスコも深夜には満員になっていました。
思わず夜更かししてしまいそうな楽しい船内ですが、早朝の朝日も見逃せません。
到着時刻が近づき、徐々に見えてくるタリンの美しい街並みに胸が弾みます。
おとぎの国のように美しい旧市街を誇るエストニアのタリンは、古い城壁にぐるりと囲まれた街です。
徒歩で巡れるエリアに見所が多く集まっているので、フィンランドやスウェーデンなどの周辺国からのデイトリップや一泊旅行でも十分に楽しむことができます。
北欧旅行の際には移動時間さえも楽しい旅の思い出になる、ショートクルーズを楽しんでみませんか?
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