スペイン・マドリードの北東部に位置するサラマンカ地区は、日本の銀座のような、高級ブティックの立ち並ぶショッピングストリート「セラーノ通り(Calle de Serrano)」を中心とするエリア。

洋服やバッグなど、スペイン発のファッションに興味がある人なら、散策を兼ねてウインドーショッピングが楽しめる地区です。

今回はセラーノ通りの1本東、クラウディオコエジョ通り沿いにある「ドローレス・プロメサス(Dolores Promesas)」を紹介します。

ドローレス・プロメサスは、創設されてから11年になるブランドで、スペイン国内に路面店とテナントショップをあわせて40店舗を展開しています。店舗はスペイン以外の国にはないため、ドローレス・プロメサスのお洋服はスペインでしか買うことができません。

ドローレス・プロメサス(クラウディオコエジョ通り店)の店内風景。

ブランド名になっている「ドローレス・プロメサス(Dolores Promesas)」は、上の絵の女性の名前なのですが、彼女は実在の人物ではありません。

ブランドの世界観をより具体化するために創作されたキャラクターなのですが、彼女は幼いころにヒッピーだった母親が家を出てしまったためにおばあちゃんに預けられ、古いボタンや小物などに囲まれた家で育ったためにファッションに興味を持つようになった……など、細かな世界設定がされているのです。

店内の明かりもボタンやファスナーの入った透明なバケツを使うなど、世界観の演出にも余念がありません。

接客してくださったスタッフさんの着ていたワンピースも、ドローレス・プロメサスで人気のパターンとのこと。

幾何学模様に犬と猫を配置したデザインは、大人かわいい雰囲気で年代を問わず着られそうです。

実は、この犬と猫には「トゥーラ」と「トゥリニー」という名前がついており、キャラクターとしてのドローレス・プロメサスが飼っている、という設定だとか。

店内の壁にも、トゥーラとトゥリニーの絵が飾られていました。

ドローレス・プロメサスにはデザイナーが2人おり、アリシア・エルナンデスさんが”天国”のデザインを、ミリアム・ピンタードさんが”地獄”と”地上”のデザインを担当しているそうです。

”天国””地獄””地上”というと少々びっくりしてしまいますが、ブランド内のコンセプトによる区分のようで、並べる場所が分けられていました。

大人っぽさとかわいらしさ、懐かしさと新しさが共存した独自の世界観のあるドローレス・プロメサスのお洋服は、スペインでしか買うことができません。価格帯も比較的お手頃なので、スペインを旅する機会があれば、ドローレス・プロメサスに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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名称 Dolores Promesas
住所 C/ Claudio Coello, 69, 28001 Madrid, Spain
電話 +34 914 35 09 77/ 661 509 83
営業時間 月~土 10:30 – 21:00
公式サイト http://www.dolorespromesas.com//

※今回紹介したクラウディオコエジョ通りの店舗のほかにもスペイン国内に全40店舗を展開しています。詳細は上記の公式サイトにてご確認ください。