ドイツ西部、雄大なライン川の湖畔にたたずむ町ケルン。世界遺産に登録されているケルン大聖堂がシンボルの町は、旅行者や学生、見本市で訪れたビジネスマンでいつも活気にあふれています。

日本への直行便が発着するフランクフルト空港からも1時間半ほどとアクセスも良い事から、旅の計画に入れる方も多いケルン。そんなケルンでしたい5つのことを紹介しましょう。

1. 世界遺産の大聖堂の迫力に圧倒される

誰もが認めるケルン観光のハイライトであるケルン大聖堂。電車でケルン中央駅まで行ったならば、駅の出口を出た途端、目の前にそびえたつ巨大な建造物に驚愕してしまうかもしれません。

その歴史は4世紀まで遡ると言われているケルン大聖堂。ゴシック様式を代表する建物のひとつで、上へ上へと伸びる2つの塔は下から見ると迫力たっぷりです。

内部に足を踏み入れると、そこには高い天井と美しいアーチがつくり出す神秘的な空間がひろがり、ゴシックの神髄を極めた完成度の素晴らしさに圧倒されることでしょう。

2. 博物館でチョコレートの歴史や製造を学ぶ

ライン川沿いにあるガラス張りの建物は、日本でも高級チョコレートメーカーとして知られる「リンツ」が運営するチョコレート博物館。館内では原材料や歴史についての展示があるほか、工場部分では実際の製造工程を間近で見学することができます。

自動化された機械が休みなく動く様子は目が離せません。

またチョコレート博物館にはカフェも併設されており、今見てきたばかりのチョコレートをたっぷり使用したケーキやドリンクが楽しめます。香り高いホットチョコレートはぜひチャレンジを。

3. 4711の本店でお気に入りのオーデコロンを見つける

「ケルンの水」ことオーデコロンは、1907年にこの町出身の香水職人ヨハン・ファリナが発明。その後人気は瞬く間に広がり、ナポレオンをはじめゲーテやモーツァルトなど歴史上の人物からも愛されていました。

4711のオーデコロンはドイツのデパートなどでも扱っていますが、せっかくなら本店で購入したいところ。グロッケンガッセにある本店では扱う種類も多く、自分だけのお気に入りが見つかるはずです。

4. ローマ・ゲルマン博物館で町の先人の歴史を学ぶ

大聖堂のすぐ横にあるローマ・ゲルマン博物館。1941年にローマ時代の邸宅がこの場所で発掘され、その遺跡を保護する形で建物が建設されました。館内ではケルンや周辺地域での出土品とともに、旧石器時代から中世初期までこの地で営まれていた生活の様子を紹介しています。

膨大な展示品のなかでも見逃せないのが、ローマ時代のガラス細工や金細工。細部までこだわりぬかれた作品からは、ローマ時代の人々の生活へのこだわりが容易に想像できます。今から2000年も前の人々がここまで完成度の高い作品を作っていたのには驚きです。

5. クリスマスマーケットでスケートに挑戦

冬のケルンで欠かせないイベントと言えば、クリスマスマーケット。ケルンでは町の数ヵ所でクリスマスマーケットが開催されますが、観光途中で行きやすいのは大聖堂横、アルトシュタット、ホイマルクトの3ヵ所でしょう。

ホイマルクトのクリスマスマーケットには、なんと屋外スケートリンクが出現。ムーディーな光に包まれながら、優雅な滑りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

スケートが得意でない方は、上から皆が滑る様子を見るだけでも十分楽しめます。その際は、体が冷えないようグリューワインも忘れずに。

目で見たり味わったり、自らが体験をしたりと、様々な楽しみ方のあるケルン。一度訪れれば、あなたはもうこの町にすっかり魅了されてしまうでしょう。

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