日本人だけでなく世界でも認められているグルメの1つと言えばラーメン。
日本全国には数えきれないほどのラーメン店があり、もちろん知られざる名店がキラ星のごとく存在している。
例えば、西日本でいえば広島市民を魅了し続ける「陽気」、岡山市民を魅了し続ける「天神そば」、山口県周南市民が愛するスター系ラーメンの「第三スター」や岩国市民に愛され続ける「寿栄広食堂」 などが存在している。
甲信越地方では新潟県長岡市民が足しげく通う「青島食堂」や長野県松本市民が愛するイラン人が作る絶品ラーメン、「ラーメン藤」に、あの田中要次さんも愛すると言う長野県木曽町の「あすなろ」のチャーシューメンなどが挙げられる。
東海地方では、いまや全国区となった名古屋名物の「台湾ラーメン」を初め、一宮市民を魅了しつづける「ベトコンラーメン」に、知られざる岐阜県多治見市の「台南ラーメン」などが挙げられる。
もちろん北の大地・北海道にも、北海道ラーメンランキングで1位を独占し続ける味噌ラーメンのお店「彩未」や、あの北川景子さんを魅了したショウガラーメンの名店「信月」など、数え上げればきりがない。
首都圏でいえば、横浜市民が愛するソウルフード・サンマー麺の名店「玉泉亭」、に平塚市民が愛して止まない独自の平塚タンメン、日本で初めてミシュランの星を獲得したラーメンなど、もはや挙げていくことが困難なほど、さまざまな名店がひしめき合っているのだ。
そんな日本中にある美味しいラーメンの中から、今回は青森県弘前市が誇る濃厚な煮干しラーメン店をご紹介したい。
お店の名前は、「たかはし中華そば店」だ。
・弘前駅から1駅、撫牛子（ないじょうし）駅からすぐのお店
こちらのお店、弘前駅から各駅停車で1駅の撫牛子（ないじょうし）駅からすぐの場所にあるお店。
とはいってもあくまでここは青森県。
そこまで電車の本数はなく、また各駅停車で往復するのは少し時間がかかりすぎるため、車かタクシーなどでのアクセスが良いかもしれない。
そんな地元民以外の人間にとって非常にアクセスしづらい場所にあるこちらのラーメン店は、お昼時になれば弘前の人々が行列をなしている人気店なのだ。
・濃厚な煮干しスープが自慢のラーメン、それが「たかはし中華そば店」
こちらのお店、メニューはラーメン３種類とライスの合計4つのメニューしか存在していない。
ラーメンにチャーシューメン、そしてざる中華の３種類だ。それぞれに大盛りがオーダーできるのだが、通常の盛りでも十分な量のため、大盛りをオーダーする必要は無いかもしれない。
実際のラーメンだが、非常に濃厚な煮干しのスープが全体を覆っており、ほとんど麺は見えない状態となっている。
まずはスープだが、非常に強い煮干しの味わいが、力強く口の中に広がっていく。
その力強さたるや圧倒的、他で味わうような煮干しスープとは一線を画すといっても過言ではないほど、煮干し好きにはたまらない強い味わいを感じる事ができる。
そしてその濃厚なスープにあわせるのが中太の緩くちぢれ麺。
濃厚なスープの味わいをしっかりと受け止める、食べ応えのある麺は相性抜群だ。
そこに柔らかく仕上げられたチャーシューと
シャキシャキとしたメンマがそえられており、煮干し好きにはたまらないラーメンを形成している。
・追加でオーダーしたいライス
もし濃厚な煮干しのスープを存分に楽しみたいのなら、ライスをオーダーすることをオススメしたい。
まずは濃厚な煮干しのスープの中にレンゲをつかってライスを沈め、たっぷりと煮干しのスープを堪能してみてはいかがだろうか。
もちろん麺も美味しいのだが、お米の柔らかい甘みは濃厚な煮干スープと良くあう。
もしチャーシューが残っているのであれば、ライスの上にチャーシューをのせて、煮干しの味わいを感じられるチャーシュー丼をつくっても面白いかもしれない。
柔らかなチャーシューとライス、そして濃厚な煮干しスープの味わいは、この場所でしか味わえない、オリジナルのチャーシュー丼に違いない。
もちろん、ご飯にたっぷりと美味しいスープをかけて、お茶漬けのようなスタイルで味わうのも良いかもしれない。
少しアクセスしづらい場所にある地元民に愛される、元祖青森煮干しラーメンのお店「たかはし中華そば店」。
もし青森県弘前市を訪れる事があれば、こちらのお店で青森の濃厚な味わいを楽しんでみてはいかがだろうか？
濃厚すぎる煮干しの味わいは、きっと心も身体も青森の事を強く思い出せる、そんな味わいに違いないのだ。
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お店 たかはし中華そば店 （たかはしちゅうかそばてん）
住所 青森県弘前市撫牛子1-3-6
営業時間 11:00～16:00(L.O.15:45) ※なくなり次第終了
定休日 水曜日