愛知県清須市清洲にある清洲山王宮 日吉神社は、三英傑 豊臣秀吉公との縁のある神社です。
尾張で生まれたといわれる豊臣秀吉公は、清洲町朝日の出身である生母(大政所)が日吉神社に祈願し授けられた神の子であり、そのため日吉丸という幼名を付けられたと言われています。
また、身のこなしが日吉神社の神の使いである猿に似ていた、という言い伝えも残っているとか。
清洲山王宮 日吉神社は”厄をさる福を招くお申(猿)の神社”として知られています。
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、素盞鳴命(すさのおのみこと)、大山咋神(おおやまぐいのかみ)。大己貴命は、大国主神(おおくにぬしのみこと)の別名で、「人造り」「国造り」「医薬」「夫婦和合」の神として信仰されています。
拝殿前に配置されている猿は、青銅製の神申像です。狛犬と同様、阿吽の申とのこと。
烏帽子をかぶって正装し、御幣を担いでいます。このほか、屋根の瓦の切隅や奥の神殿横にも神申像が配置されており、境内の申の像は全部で24体あるそうです。
日吉神社に行ったらぜひとも見ておきたいのが、拝殿側面の申の巨大絵馬。
日吉神社 御祭神の使いである申(猿)にちなんで、平成16年(申年)の正月に水墨画家井上北斗氏により神前にて描かれ奉納されたものだそう。
大きさは畳約八畳大(縦3メートル×横4.5メートル)で、神前にて描かれた絵馬としては最大級だとか。力強く描かれた申(猿)の絵は、その大きさも相まって、ものすごい迫力があります。
日吉神社はお申の神社というだけあって、こんなかわいいお申(さる)のおみくじがありました。初穂料は300円。中の縁起物は持ち帰り、開運の置物として飾ると良いそうです。
また、日吉神社では、「この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。」で有名な現代美術アーティストのイチハラヒロコさんの恋みくじをひくことができます。
「悪いけど、この恋はにがさん。」「その愛でいいのか。」など、ドキッとしたり、ハッとしたりする内容が、若い女性を中心に人気があるそうです。この恋みくじのひける神社は全国でも珍しいので、これを目当てに訪れる方もいるのだとか。
病や厄を払いさる、お申(さる)の神社、清洲山王宮 日吉神社。申年の方もそうでない方も、愛知県清須市へお越しの際はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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名称 清洲山王宮 日吉神社
住所 愛知県清須市清洲 2272番地
アクセス 名鉄名古屋本線「新清洲」駅より徒歩8分、清洲東インター(又は、清洲西・甚目寺)出口より車で約8分
公式サイト http://www.hiyoshikami.jp/