秋田県にはうんめぇラーメンがいくつもあるんですが、広大な秋田県の大地に点在していて、「秋田のラーメン食べまわるぞ~」と思っても1~2日でまわるのは無理。たとえばこの「十八番」(秋田県能代市追分町2-50)は秋田駅から1時間以上電車に揺られて能代駅まで行かないといけないです。

秋田ですら遠いのに、能代まで行って食べる価値はあるのか? もし秋田に行くことがあるならば、行く価値はあるラーメン店といえるかも。

店舗は外見も内部も、どちらも民家そのものです。前情報なしに、ここがラーメン屋だとわかる人は少ないと思います。




まず入店方法が独特ですよ。店に入ったら、店員さんに自分の名前を伝えないといけません。名前とラーメンの数などが関連付け(紐付け)されるのです。

出てくる醤油ラーメンは、限りなく香ばしい! ナッツ、そしてレモン。麺は薄めの縮れ麺で、スープは東京ラーメンより透き通っているほうだと思います。食べる前から美味しいとはこのこと。焦げの香ばしさではなくナッツそのものの香ばしさがレモンのキュンと引き締まる爽やかな香りとシンクロ。控えめにいって最高。








スープは思った以上にアッサリなのですが、それは「しょっぱくない」という意味でのアッサリであって、旨味は濃いめでバツグンに麺との相性良し。麺をすするたび、旨味と香ばしさと爽やかさが訪れます。ポイントは、レモンの酸味ではなく爽やかさという点。レモンは酸っぱさを作るためではなく、薫りを与えるために入っていると感じました。

醤油ラーメンが好きな人にこそ、この十八番で食べて欲しいですね。ラーメンは塩分ではなく旨味! ということが良くわかるラーメンですよ。と、素人ながらに思いました。

もっと詳しく読む: ジワジワ~ッと旨味がジワジワジワジワやってくる秋田県のラーメン / 十八番(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/12/02/umai-akita-no-ramen-desu/

十八番
住所: 秋田県能代市追分町2-50
時間: 11:00~14:00
休日: 水 土 日 祝 年末年始 お盆