コロナの影響を受け、一気に遠くなってしまったヨーロッパ。
空の便も減便が相次いでいますが、実は航空機のチケットそのものは安くなっており、行き来ができない訳ではありません。
色々な都合で、ドイツ~日本間を飛ぶことになってしまった方向けに、現在の状況についてレポートします。


まずはドイツから日本に向かう旅です。

チェックポイントは下記3点。

1. 日本国籍を持っているかどうか
日本は現在、ヨーロッパからの観光客を受け入れていません。観光ビザではなく、日本のパスポートを持っている事が確認されます。

2. PCR検査陰性かどうか
到着空港で検査があります。
唾液検査で、結果が出るまでの待ち時間は1時間弱。
検査に必要な量の唾液が結構多いので、溜めるまでに少々時間がかかるかも知れません。
採取ブースに、レモンと梅干の写真が貼ってあります。心遣いを感じますね。

待合室は広々としており、Wi-Fi、電源も使用できます。自動販売機はありますが、食べ物は売っていません。

しかし、ここで陽性だと判明した場合、どうなるのか?については情報が無く、待っている間は大変に不安です。

3. 空港から宿泊地までの移動手段があるかどうか
検査で陰性だと分かると、最後に「空港から宿泊地までの移動手段」について尋ねられます。

自家用車での迎え、レンタカー、空港からの専用のタクシー、或いは専用のホテルまでの専用のバスが候補としてあがり、公共交通機関を使っての帰宅は認められません。

飛行機の中では、いつもの別送品申告書(短冊形の黄色い用紙)の他、コロナ関連の申告書として、日本滞在中の住所や電話番号、防疫情報について連絡をくれるLINEのアクセスコード、日本についてからの過ごし方の注意などが書かれた書類が配られます。

また、日本に到着後2週間は、「熱はないですか」「ご家族に体調を崩している方はいないですか」と「はい/いいえ」で答える自動音声の電話がかかってきます。

次に、日本からドイツに向かう旅です。

・ドイツに在留許可があるかどうか
ドイツも観光客の訪問を認めていません。入国にあたっては、労働ビザ、住民登録証などが必要です。

以上!

ドイツは日本をコロナの流行国に定めた事がありません。よって、到着後の検査はなく、公共交通機関の利用制限もなく、到着後の隔離義務もありません。ゆる~い。

しかし現在、「観光目的でのホテルへの滞在」が認められていない州が殆どです。また、ホテルそのものも休業している場所が多い為、宿泊場所の確保は必要になります。

毎週、毎月、刻々と変わるコロナ対策。

一日も早くコロナ禍が収束に向かい、また自由に旅行が出来る日が来る事を祈ってやみません。

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