腹が減ると気が滅入る。気が滅入ると食欲が出ない。それが食とメンタルの法則。絶望、苦悩、苦悶、貧乏、そんなとき「牛丼太郎」の納豆丼で腹を満たし、窮地から抜け出ることができた。そんな人もいるのではないだろうか。
・ただでさえ激安なのに味噌汁まで無料牛丼太郎は、激安な牛丼が食べられる伝説の牛丼屋だ。かつて、ワイルドなテイストと薫りで人気の牛丼はたったの250円だった。ただでさえ激安なのに味噌汁まで無料で付いてくる神的牛丼。なのに250円!
・真の意味で奉仕品そんな牛丼太郎だが、牛丼以上に人気がある料理が存在する。そう、納豆丼である。当時は200円。激安なのに、これにも味噌汁がついてくる。「売れれば売れるほど赤字じゃないの?」と思うかもしれない。人件費や光熱費、地代などを考えれば、おそらく儲からないだろう。まさに、真の意味で奉仕品。
しかもこの納豆丼、納豆の粒がけっこう大きめで食べ応えがあり、旨味、粘り、ライスとの相性、そのすべてにおいてパーフェクト。どんなにつらいときも、どんなに貧乏なときも、この納豆丼を食べてしのいだ。そんな人は少なくないという。
・その後に「丼太郎」と改名牛丼太郎は潰れてしまい、その後に「丼太郎」と改名。運営母体は変化。ほぼ同様の価格とメニューで営業を続けたが、現在は「丼太郎 茗荷谷店」(東京都文京区小日向4-5-9)のみが残っているだけとなっている。
・納豆丼が220円に値上がりその店舗では、牛丼が290円、納豆丼が220円に値上がりしているが、そもそも激安すぎる価格だったわけで、その値上げに対して文句を言うのは間違いである。ちなみに丼太郎は「どんたろう」ではなく「どんぶりたろう」と読む。
もっと詳しく読む: 【遺跡グルメ】牛丼太郎と丼太郎の納豆丼(200円)で心を満たした日々 / 激安なのに味噌汁付き(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2021/01/11/donburi-taro-nattou/