暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインチェックは10日、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で、アイドルグループ「SKE48」とコラボレーションしたデジタルトレーディングカード「NFTトレカ」の取扱いを16日より開始すると発表した。
「Coincheck NFT(β版)」は、暗号資産取引サービスと一体型となった国内初のサービスで、Coincheckの口座を持っていれば、誰でもNFTの出品・購入・保管がワンストップで可能となっている。今回、新たに取扱いを開始する「NFTトレカ」は、カードごとに固有の画像・音声・動画等のデータが内包されており、デジタルデータに資産価値を持たせるのみならず、新たな形のファンコミュニケーションとして期待されている。このような「NFTトレカ」を初心者でも簡単にNFTの取引ができる「Coincheck NFT(β版)」で新たに取扱うことで、より円滑なファンコミュニケーションの場を提供できると考えているようだ。
また、今回の「NFTトレカ」取扱い開始を記念したスペシャルコラボ企画として、デジタルトレーディングカード「おでかけNFTトレカ」を 、16日より「Coincheck NFT(β版)」で順次限定販売する。2021年4月10日〜11日に日本ガイシホールで開催された松井珠理奈(まついじゅりな)さんと高柳明音(たかやなぎあかね)さんの卒業コンサート全3公演にて、メンバーを撮り下ろした今回限りの特別なカードで、計100枚(20種類×5枚)を販売する。
同社は今後も、ブロックチェーンゲームで利用できるNFTやNFTトレーディングカードだけでなく、アートおよびスポーツなど幅広い分野のNFTの取扱いを行っていく方針を示した。今月9日にはLINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が、「LINE Blockchain」を基盤としたNFTの取引ができる「NFTマーケット」の提供を予定していると発表しており、国内でのNFT市場の拡大が進んでいきそうだ。