世界最大級のビットコインマイニング企業であるGenesis Digital Assetsは1日、テキサス州西部に新たなビットコインマイニングデータセンターを建設すると明らかにした。

新しいデータセンターは、持続可能なインフラ、高い効率性で300メガワットの大容量を持つ予定という。また、エネルギー源の40%以上が風力や太陽光発電を活用しているERCOTから電力が供給されるようだ。テキサス州西部に雇用機会を創出し、地元の建設業者に仕事を提供することになる。

同社は2023年までに1.4GWのデータセンターを新設するという目標を掲げている。2021年10月現在、データセンターの容量は170メガワットを超えており、総ハッシュレートは3.8(EH/s)を超えているという。これは世界のビットコインハッシュレートの2.4%以上に相当する。今後1年間でさらに9.4(EH/s)が稼働する予定で、2023年末には合計で1.5ギガワット以上の容量になると見込んでいることも言及した。同社は9月だけで、662ビットコインを採掘したという。

Genesis Digital Assetsの共同設立者であるAbdumalik Mirakhmedov氏は今回の新施設について、「米国での急速な拡大計画を続ける中で、産業規模のビットコインマイニングセンターに再生可能エネルギーで電力を供給し、地域社会に雇用機会を創出する方法を模索している。」と述べた。また、Genesis Digital AssetsのCOOのAndrey Kim氏は、「お金の未来を支えるインフラを提供するというミッションを進める中で、新しいデータセンターは、私たちの大局的なビジョンを実行するための重要なものとなる。」と語った。

Genesis Digital Assets社は世界最大規模のビットコインマイニング企業の一つで、2013年以降、同社の創業者は20以上の産業規模のマイニングファームを建設、10億ドル以上のビットコインを採掘してきたという。DefiやNFT、直近ではメタバースの話題を通して暗号資産業界が依然として盛り上がりを見せている中で、企業も参入しているビットコインマイニングの動向にも注目が集まりそうだ。