アラヤ リゾート ウブド (Alaya Resort Ubud)は、インドネシア・バリ島の中でも伝統工芸や舞踊の中心地として知られるウブドにあるリゾートホテルです。カフェやレストラン、ショップが多い、モンキーフォレスト通りとハノマン通りの交差するあたりに位置しています。

2023年6月にインドネシア政府が新型コロナ対策として行っていた移動規制を廃止しました。入国条件の緩和を受けて、世界中から多くの観光客がバリ島に旅行に来ています。そんな旅行者たちにウブドらしさを満喫できるリゾートとして人気なのが、アラヤ リゾート ウブドです。

アラヤルーム、デラックスルーム、アラヤスイートなどさまざまな客室タイプがあり、好みと予算に応じて選べます。今回は広さ51平米のアラヤルーム(3階)に宿泊してきました。

アラヤルームは、ダブルベッド1台またはシングルベッド2台、円形バスタブ、シャワー、洗面台、トイレ、そして広々としたテラスを備えたお部屋です。落ち着いた雰囲気のなかにもバリらしさを感じるインテリアで、南国リゾート気分が高まります。

洗面台はお部屋の中央あたりに設けられており、その向こうにトイレ、シャワーブース、バスタブがある開放的なレイアウト。お風呂には扉はありませんが、目隠しになるカーテンがあります。

(なお、デラックスルームはアラヤルームと同じ広さですが、バスタブが備わっていません。)

バスタブの横の壁には緑の木々が描かれており、南国リゾート感たっぷり。備え付けのローズココナッツ・バスフォームを入れてからお湯を張れば、甘く華やかな香りのバスタイムが楽しめます。

このバスタブが設置されている部分だけ、本来の建物からせり出しており、雨が降ると屋根を打つ雨音を感じられました。自然との距離が近いのもこのリゾートならではの魅力でしょう。

シャンプーはレモングラス、コンディショナーはシナモン・フランジパニ、シャワージェルはバニラ・ローズマリーと、客室バスアメニティがどれもより香りで使うのが楽しくなります。

筆者がとくに気に入ったのが、敷地内の緑の木々や水田が見えるテラスです。アラヤ リゾート ウブドは大通りに面しているものの、奥に細長いつくりで客室には通りの喧騒は聞こえてきません。朝は鳥のさえずり、夜はゲッコーの鳴き声を聞きながら、リラックスして過ごせます。

テラスは広く、ソファやテーブル&チェアが備わっているので、のんびり読書をしたり、お昼寝をしたりするのにぴったり。日常を離れて、自然を五感で感じ、心をゆるめられます。

敷地はかなり広く景観が美しいので、滞在中はぜひ散策を楽しんでみてください。写真撮影が好きな人なら、あちこちで写真を撮りたくなってしまうことでしょう。

宿泊者専用のプールで泳いだり、ビールを片手にプールサイドでのんびり過ごしたりするもいいですね。キッズ用のプールも備わっています。

木陰には休憩用のビーズクッションも置かれていました。

プールエリアの奥に位置する「ダラ・スパ」は、ラグジュアリーな空間で、質の高いマッサージやトリートメントを受けられると人気です。各種フェイシャルメニュー、ボディメニューがあり、バリならではの素材を使ったスクラブや、フラワーバスも体験できます。

街中のマッサージ店に比べると料金は高いですが、一線を画したサービスと手技を堪能できます。女性だけでなく男性も利用でき、同時施術も可能です(宿泊者は20%の割引あり)。

朝食は1階レセプション横にある開放的なカフェレストランでいただけます。ビュッフェスタイルで、インドネシア料理のほか、洋風メニューもそろっていました。

アラヤ リゾート ウブドは、ウブド王宮(サレンアグン宮殿)や市場のある市内中心部からは徒歩15~20分と少し離れていますが、周囲にはカフェやレストランも多く、観光スポットとして人気のモンキーフォレストも徒歩数分です。ココ・スーパーマーケットもすぐ近くにあります。

日中はアクティブに観光や買い物をしたいからホテルは寝るだけでいいという人には向きませんが、観光を少しして、あとはホテルでのんびり過ごしたいという人におすすめのホテルです。

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名称 アラヤ リゾート ウブド (Alaya Resort Ubud)
住所 Jl. Hanoman, Ubud, Kec. Gianyar, Kabupaten Gianyar, Bali 80571, Indonesia
チェックイン 15時、チェックアウト12時
公式サイト https://alayahotels.com/alayaresortubud/