9月25日、『バイキング』(フジテレビ系)で、杉田水脈議員の『新潮45』(新潮社)における「生産性がない」発言が取り上げられました。私はちょうど昼ごはんを食べながら観ていましたが、在日韓国人のモデル・アンミカ氏(46)の発言と泣き崩れる姿に呆れました。こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

以下はアンミカ氏の一部の発言を引用:
「私も高齢出産出来なかったタイプですが、生産性だけでぶった切ってLGBTという個性で悩んでる人達に対して、痴漢という犯罪者と同じ土俵でかばうっていうのはどうなのって、それを表に出してしゃべらせない党ってどうなのって」(発言ママ) 

「こういった低俗な言葉で人を傷つけて、強烈な差別と偏見を持った人に税金を使われている方が、なんて恐ろしい事なんだと思いますね」(発言ママ)

「2年弱したらオリンピックがやってきますよね、オリンピックの代表の方々もカミングアウトして堂々と戦ってらっしゃる方がいる中で、日本は世界の恥です」(発言ママ)

そして、彼女はその場で泣き崩れました。

こちらは熱心なTwitterユーザーが番組の実際の映像をアップロードしたものです。ご参考ください。

アンミカ氏が杉田水脈議員の言葉に傷付けられた理由は「自分も不妊症だった」ことです。しかし、私は杉田議員の文章を読んだ上に、アンミカ氏の事実誤認と確認しました。

以下は、話題の【新潮45】2018年8月号の57~60ページ。
杉田水脈著『「LGBT」支援の度が過ぎる』の原文から一部を引用します。

『リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにして、その解消をうたいますが、そもそも世の中は生きづらく、理不尽なものです。それを自分の力で乗り越える力をつけさせることが教育の目的のはず。「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとは言いません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。

例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。』

つまり、杉田水脈議員の主張は、日本の税金をまだ産める可能性のある不妊症の方々に(LGBTの方より)優先に支援するべきではないか、という論旨です。アンミカ氏の不妊症問題も、むしろ、この優先対象となります。杉田議員の発言に、アンミカ氏を傷付ける事実は皆無なのです。

そして、アンミカ氏は杉田議員の文書を把握していないまま感情的に批判し、その事実誤認の内容をテレビ番組のディレクターが確認せずに放送しました。ともすれば事実誤認を承知した上に、確信犯なのかもしれません。

その後、アンミカ氏とテレビ局は事実誤認について一切訂正、謝罪はありません。

■韓国は決してLGBTに優しい国ではない?

そもそも、韓国はLGBTに対して寛容なのでしょうか? 韓国の主要な宗教はキリスト教で、同性愛に対して否定的な意見がメインです。実例といえば、BBCの報道より韓国軍兵士、同性愛行為で有罪判決がおりました。

また韓国社会ではいまだ「同性愛」をタブー視する考えが根強く、公の場で同性愛者をカミングアウトする機会は日本よりも少ないと言います。LGBTに対して、韓国は日本より不寛容というのが事実でしょう。

また、こちらは2008年~2016年まで、世界各国の性同一性障害者(トランスジェンダー)の自殺率のランキングです。日本は1人に対して、韓国はNo data(データ不透明)の状態です。

そもそも中東、アジア諸国、欧米先進国と比べても、日本は遥かに自殺率が非常に低いです。

https://transrespect.org/en/map/trans-murder-monitoring/#

「日本は(LGBTに差別がひどいから)世界の恥です」という事実はまったく存在しません。

アンミカ氏は「2つの事実誤認」を理由に、テレビで「日本は世界の恥です」という頓珍漢な発言をしたわけです。これを看過することこそ、テレビメディアが視聴者の信頼を失う行為ではないでしょうか。これが仮に右寄りな意見で、韓国や中国を誹謗・中傷ていたとしたら、降板させられたりオファーが減ることもあり得たはずです。

■「哭喪女=泣き女」という、儒教国家の伝統的な職業
 
中国には、「哭喪女」という葬式で親族の前に演技の泣きをする女性という職業があります。数年前に、中国の「哭喪女」さんは、職業で泣きすぎてあやうく失明する事件もありました。

http://www.twgreatdaily.com/cat34/node1002839

儒教では、葬儀で泣く人が多いほど、故人の徳が高くなるという迷信があり 故人の高い徳をアピールする遺族は、メンツのためにお金を払ってプロの泣き女を雇うのです。そして儒教に深く影響された韓国でも、葬式にプロの泣き崩しの女性を雇用することがあります。自称慰安婦の高齢女性による、慰安婦像の前での泣き崩しも、まさにお国柄らしいの「プロの技」なのです。

韓国出身のアンミカ氏は、さりげなく日本のテレビ番組で韓国のお家芸を披露しました。彼女は以前からテレビで韓国の立場で「ディスカウントジャパン」の発言をしてます。テロ等準備罪の時にも、反対する姿勢を示しました。彼女は日本のモデル業界で美味しい蜜を吸いながら、「日本は世界の恥です」と名誉を穢す発言を繰り返し、恩知らずな行為こそ「韓国の恥」ではないかと思います。

これがもし逆の立場であれば、彼女は韓国にいられないでしょう。「帰れ」というヘイトスピーチを浴びせられることも考えられます。中国でも同様で、中国共産党に消されることも考えられます。仕事している国を貶すなど、ナンセンス極まりありません。

日本メディアは韓国や中国に忖度し過ぎではないでしょうか。そして、日本の視聴者の皆さんもなぜ不当な貶めに抗議しないのか? 日本人は韓国人に対して正当な抗議することさえ「ヘイト」だという強迫観念があるのかもしれません。ならば、同じ在日外国人の私がフラットな立場から、アンミカ氏に「日本は世界の恥」発言の正式撤回を求めたいと思います。

杉田水脈議員とは、ネット番組「文化人TV」に数回出演したきっかけで、友達になりました。現在、日本中のテレビ局、左派メディア、左派新聞が杉田議員を集団リンチしている状態で、彼女の精神的なダメージが心配です。

左派層は文化大革命の紅衛兵とそっくりの行為です。他人の言葉を一部切り取って曲解し、オモチャのように吊るし上げて私刑で拷問し放題です。こういう事態までに発展するのは、日本の民主主義が赤信号となっている証左だと思います。