ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアに分かれるトルコ最大の都市、イスタンブールは、「東西の文明の交差点」と例えられる通り、エリアごとに全く違う魅力を持つ都市です。
今回は旧市街やアジア側に比べて都会的な要素が濃い、ヨーロッパ側の新市街に焦点を絞り、定番の観光スポットを5つほど厳選してご紹介します。
1. ガラタ塔
ボスポラス海峡から、旧市街から、そしてアジア側からも見えるガラタ塔(Galata Kulesi)は新市街のランドマーク的存在。実際に登って、地上53メートルの展望階からイスタンブールの大パノラマを見ることもできます。塔の麓はレストランやカフェ、土産物屋が軒を連ね、朝から晩まで賑やかな雰囲気です。
ガラタ塔
住所 Büyük Hendek Caddesi 2 34421 Bereketzade İstanbul Turkey
2. イスティクラル通り
新市街の繁華街といえばイスティクラル通り(İstiklal Caddesi)。新市街の高台にあるタクシム広場から南へ下るようにしてガラタ塔まで続く通りです。この通りの両サイドにはデパートやカフェ、レストラン、教会、銀行などが建ち並び、レトロな赤い路面電車が走っています。ショッピングやランチ、ディナーにおすすめのスポットです。
イスティクラル通り
住所Istiklal Cd, Beyoğlu/İstanbul
3. ドルマバフチェ宮殿
オスマン帝国最後の皇帝が退去するまで、政治や文化の中心として機能していたのがドルマバフチェ宮殿(Dolmabahçe Sarayı)です。1843年から10年以上の歳月をかけて完成しました。当時、宮廷に仕えていたアルメニア人による設計で、バロック様式とオスマン様式を上手く折衷させた見事なこの宮殿は、スルタン(皇帝)の気にも召したようです。
ドルマバフチェ宮殿
住所 Vişnezade Mahallesi Dolmabahçe Cd.34357 Beşiktaş/İstanbul
4. オルタキョイ
ボスポラス海峡沿いに位置するオルタキョイ(Ortaköy)は、ヨーロッパとアジアを結ぶボスポラス大橋と美しいオルタキョイ・メジディエ・モスクが織りなす景観が見どころのエリアです。モスク周辺には眺めのよいカフェやアクセサリーやワッフルなどの屋台もたくさん出店しています。週末には屋台の数も増え、お祭りのような雰囲気を楽しめるスポットです。
オルタキョイ・メジディエ・モスク
住所 Istanbul, Mecidiye, 34347 Beşiktaş/İstanbul
5. ルメリ・ヒサル
「ローマの城」という意味のルメリ・ヒサル(Rumeli Hisarı)は、東ローマ帝国の首都コンスタンティノープル(現イスタンブール)を攻略するために、オスマン帝国の皇帝メフメト2世がたった4ヶ月で造りあげた要塞です。規模が大きいので、海上からの方が全体像がよく見えます。実際に入場して登ってみると、黒海のほうまで続くボスポラス海峡やアジア側の街までを一望することができます。
ルメリ・ヒサル
住所 Rumeli Hisarı, Yahya Kemal Cad., 34470 Sarıyer/İstanbul
新市街には、歴史的に重要な遺構のほか、ショッピングを楽しむことができるエリアまで、様々なスポットが散りばめられています。アジア側や旧市街では見つからない、イスタンブールの新たなる魅力を発見できるでしょう。
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