お肉屋さんは日本中に存在するが、焼肉用の肉をメインに販売している業態は非常に少ない。密かに有名だった十条の「カルビヤ」は閉店しており、焼肉を家やパーティーで楽しみたい層を悲しませた。
・絶大な支持を得ている焼肉食材専門店
焼肉は店で食べることがほとんど。そういう人は多いかもしれないが、焼肉マニアから絶大な支持を得ている焼肉食材専門店「スタミナキング」(東京都世田谷区松原3-29-19)をご存じだろうか。
・焼肉のタレまで自家製
この店では焼肉に適した肉を販売しており、惣菜として欠かせないキムチやナムルなども購入可能。丁寧に仕込んだ肉や惣菜を提供しているだけでなく、焼肉のタレまで自家製というこだわりっぷり。
・すべて手切りした肉を提供
なにより肉はすべて手切りしているというから驚きだ。美味しさを追求する焼肉店では、肉の美味しさを最大に引き立たせるためオーダー後に手切りすることがあるが、この「スタミナキング」でも手間暇かかる手切りで仕込みをしているというわけだ。
・牛カルビ味付け
実際に購入して食べたが、これがもう、焼肉天国にいるかのような幸せな気分に包まれた。ジューシーで程よい甘さのタレが絶品な「牛カルビ味付け」(100グラム300円)は、薄切りだからそこタレと焼けた脂の旨味が楽しめ、白飯の最高のお供となる。
・ミックス味付け
ユニークかつ絶品なのが、さまざまな美味しい肉が混ざり合った「ミックス味付け」(100グラム200円)だ。カルビ、鶏もも、ハツなどが混ざっており、自家製のタレがしっかり染み込んでいる。焼けばタレが焼ける香ばしい煙が立ち上り、ハツが生むコクと香ばしさがビールによく合う。
・辛さと酸味の旨さが最大限に生きるライン
キムチも同時購入したが、辛すぎず、甘すぎず、絶妙なバランスで「辛さと酸味の旨さが最大限に生きるライン」に仕上げられていることに驚きを隠せなかった。これ以上ない幸せな焼肉タイムを堪能したいなら「スタミナキング」ははずせない。
・焼肉を焼いている人たちの笑顔まで考えている
この店は、肉を売るだけでなく「焼肉を焼いている人たちの笑顔」までイマジネーションを広げ、肉を提供していると感じた。まさに職人であり匠であり、その誇り高い精神に敬意を表したい。
もっと詳しく読む: 焼肉専門お肉屋さん「スタミナキング」のウマさは神域 / 肉はすべて手切り(東京メインディッシュ) http://main-dish.com/2018/12/05/stamina-king-yakiniku/
スタミナキング
住所: 東京都世田谷区松原3-29-19
時間: 9:00~19:30 日祝9:00~19:00
休日: 無休
<協力>
ミスタークドウ: TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版し、B級グルメ研究家として絶大な支持を得ている。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をしている。