世界各地に個性的な店舗を構える、シアトル系コーヒーチェーン「スターバックス」。お隣の国・韓国は、日本に輪をかけたスタバ天国。人口一人あたりのスターバックス店舗数は日本の2倍を誇り、世界的にみても4位という健闘ぶりです。(2017年2月時点)
「街を歩けばスタバにあたる」といっても過言ではない首都ソウルには、わざわざ足を運びたくなるスターバックスがいくつか存在します。
そのひとつが、「スターバックスコーヒー小公洞店」。韓国の伝統家屋「韓屋」風の外観をもつ、もっとも韓国らしいスタバです。
ソウル市内中心部、地下鉄市庁駅から徒歩2分ほどのビジネス街に、突如として現れる韓屋風のスタバはインパクト抜群。同じ敷地内には、スターバックスコリア本社があります。
瓦屋根の軒下は、韓国の宮殿で見られるような美しい彩色が施されていて、意外に本格的。たまたま通りかかったら、つい入りたくなってしまう雰囲気があります。
店内は、スターバックスらしいシックでスタイリッシュなインテリアでまとめられていますが、重厚な木箱や木の格子など、ところどころに韓国らしさが組み込まれているのがポイント。
壁にはレトロなダイナー風の「KOREA」のサインや、や20世紀の韓国の写真が飾られています。スターバックスの店舗に国名のサインがあるというのは珍しいですね。
オフィス街にあるだけに、客層も落ち着いていて、店内は大人の雰囲気。スターバックスコリア本社の敷地内にあるために、スタバ関係者の利用も多いといいます。
店舗面積はさほど広いわけではありませんが、小公洞店は外観からしてスペシャルなスタバだけあって、スターバックスリザーブを取り扱っています。「スターバックスリザーブ」とは、世界各地から集めた個性的で希少な豆を、訓練を受けたバリスタが一杯ずつ好みの抽出方法で淹れてくれるという、ワンランク上のスタバ体験。
オリジナルグッズの種類も多く、韓国限定デザインのマグカップや、韓国の主要都市をモチーフにしたマグやタンブラー、スターバックスリザーブのカップなど、スタバファンならば見逃せないアイテムが揃っています。
フードメニューで注目したいのが、瓶に入ったヨーグルト。日本のスタバでもヨーグルトメニューが発売されていますが、瓶入りはなく、韓国のスタバで入手したヨーグルトの瓶が日本のフリマアプリで売買されていることもあるほど。
筆者が訪れたときに店頭に並んでいたフレーバーは、プレーンのオーガニックギリシャヨーグルト一種でした。
「ギリシャヨーグルト」とは、一般的なヨーグルトをろ過し、水切りしたもので、水分が少ないのが特徴。近年では、そのおいしさと健康効果が注目され、世界的に人気を集めています。日本のスーパーでもすっかりおなじみになりましたね。
「スタバデザインの瓶が欲しいがためにヨーグルトを食べる」という人もいますが、このヨーグルトが予想以上に美味なのです。なめらかで濃厚、酸味が少なくほのかな甘みがあって、何もつけなくても十分おいしくいただけます。
ヨーグルトというよりはプリンのようなリッチな食べごたえがあるので、朝はもちろん、日中のおやつにもおすすめです。
スターバックスの存在感が大きい韓国では、独特の店舗デザインのみならず、オリジナルのグッズやメニューに出会えるのが魅力。ソウルを訪れたら、ぜひ一度「韓屋風スタバ」を体験してみてください。
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名前 スターバックスコーヒー小公洞店
住所 ソウル特別市 中区 小公洞 87-10
公式サイト http://www.istarbucks.co.kr/index.do