国際送金サービス最大手で、仮想通貨リップルの国際送金ネットワークであるリップルネットにも加盟している米ウェスタン・ユニオン社の社長オディロン・アルメイダ氏は、自社の国際送金プラットフォームで、仮想通貨を利用した送金サービスの展開を視野に入れていると明らかにした。今年6月には同社CEOのヒクメット・エルセク氏は「仮想通貨送金サービスの追加はない」と発言していたが、意向が変更されたようだ。

アルメイダ氏は、「既に130種類の通貨を使用しており、仮想通貨が市場で十分な関心を集める状態ならば、仮想通貨を追加する準備ができている」として、「仮想通貨の交換は国と国との間で資産を交換するためのもう一つの選択肢になるかもしれないと考えている。そうなった場合、我々は準備をするだろう」と述べた。

また、仮想通貨について「ガバナンス、コンプライアンス、ボラティリティという3つの課題をまだ達成できていない」と指摘しつつも、「同社は既に130の通貨を使って資金を動かし、これら3つの課題を解決すべく準備を整えている」と発言している。