ベトナム経済の中心地、ホーチミン。フランス統治の影響もあり、古くからカフェ文化が育まれてきましたが、近年の経済発展に伴って国内外に資本をもつおしゃれなカフェが急増しています。
2013年2月には、スターバックスのベトナム1号店「スターバックスコーヒー ニューワールド店」がオープン。開店当日には大行列ができるほどの話題を呼びました。以来、各地に少しずつ店舗を増やし、現在ベトナム国内にあるスターバックスは約40店舗。
2017年10月には、ホーチミンに待望のスターバックスリザーブ店が開店しました。ベトナムで最初のスターバックスリザーブ店舗となったのが、「スターバックスリザーブハントゥエン通り店(Starbucks Reserve Han Thuyen)」。ホーチミン観光の中心、サイゴン大教会や中央郵便局のすぐ近くにあり、観光の合間の休憩にぴったりです。
クリーム色に塗られた建物は、おしゃれな西洋風。フランス統治時代に建てられたコロニアル建築が点在するこのエリアにふさわしいスタイルですね。
スターバックスリザーブは、スターバックスが世界各地から選りすぐった希少かつ個性的なコーヒー豆を、サイフォンやプルオーバーなど、好みの淹れ方で飲めるワンランク上のスタバ体験。スターバックスリザーブを提供する限られた店舗だけに、内装もスタイリッシュで高級感があります。
土地柄、外国人旅行者の利用が多いのかと思いきや、店内に入ってみると、意外にもベトナム人の姿が目立つことに驚き。2階席では、日本のスタバ同様、若者が勉強やPC作業をしている姿も見られました。
日本よりも少し安い程度の価格設定のベトナムのスターバックスでは、現地では高級店の位置づけ。ローカル資本のお店なら、おしゃれなカフェでもスタバの50~70パーセント程度の値段で楽しめるお店がたくさんあるにもかかわらず、スタバがこれだけ人気を集めているのは、スタバに行くこと自体がステイタスのようになっているからなのでしょう。特にこのスターバックスリザーブハントゥエン通り店は、現地のおしゃれな若者にも人気が高いようです。
通常のスターバックス店舗では扱っていない、リザーブ限定のコーヒー各種に加え、フードメニューも充実。ケーキやサンドイッチ、パスタにも、リザーブだけの限定メニューがあります。
注文カウンターの向かいには、おなじみのスタバグッズの棚。ベトナムデザインやホーチミンデザインのマグカップやタンブラーはもちろんのこと、ハノイ、ダナンなど、ホーチミン以外の都市のものもあります。デザインは、写実風のレトロなもの、ポップでモダンなもの、立体的な絵が刻印されたものなど、数種類。リザーブ店なので、もちろんリザーブ限定のマグカップなども販売されています。
1階と2階の席がいっぱいだったので、階段をのぼってみるとさらに上のフロアがありました。表通りから見ると2階建てにしか見えないので、不思議な構造です。
最上階には、建物の裏側が見渡せるテラス席があり、サイゴン大教会の塔を眺めることができます。外が暑すぎなければ、テラス席で南国気分を味わうのもいいですね。
今回注文したのが、ザクロパール入りハイビスカスティー(Hibiscus Tea with Pomegranate Pearls)。東南アジアなどで販売しているTEAVANAオリジナルドリンクで、冷たいハイビスカスティーにザクロジュースのパールをトッピングしたもの。
イクラのような見た目のザクロパールがユニークで、パールが口のなかでプチプチとはじける食感がクセになります。暑いホーチミンで歩き疲れて、冷たくフルーティーな飲み物が欲しくなったときにぴったりですよ。
ホーチミンでスタバに足を運ぶなら、日本の店舗にはないドリンクを注文して、メニューの金額や客層をローカルカフェと比べてみると楽しいもの。そうすれば、世界各国に店舗を構えるスタバでも、ベトナムならではの体験になります。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
名前 スターバックスリザーブハントゥエン通り店(Starbucks Reserve Han Thuyen)
住所 11 – 13 Han Thuyen | Dist. 1, Ho Chi Minh City
公式ホームページ http://www.starbucks.vn/