ブロックチェーンインフラのグローバルリーダーであるBlockstreamは9日、Liquid Networkへ14の新メンバーが参画したと発表した。Liquid Networkとは、全世界の各仮想通貨取引所、マーケットメイカー、ブローカーおよび各金融機関を接続する取引所間決済ネットワークのことである。プレスリリースでは、高速で機密かつセキュアなビットコイン送金をネットワークのメンバー間で可能にする一方、これらの機能をIssued Assets(IA)の形で広範なアセットにもたらすとしている。

今回新たに加わった新メンバーには、大手仮想通貨取引所のフォビのほか、DMMビットコインやヤフーが出資するTaoTaoなどがある。Liquid Networkは現在、35社の取引所、トレーディングデスク、金融機関からなり、メンバーは今後も増加予定であるという。

また、新メンバーに加え、大手仮想通貨取引所のビットフィネックスと仮想通貨金融アプリRenrenBitがLiquidのインテグレーションを開始し、顧客向けLiquid bitcoin (L-BTC)入出金サービスの提供を開始していると発表している。

発表に際し、ビットフィネックスのCEOであるPaolo Ardoino氏は「ビットコイン、ステーブルコインやその他の様々なデジタル・アセットを一つのブロックチェーンプラットフォームのもとで発行することは非常に理にかなっている」と述べており、また、フォビのCOOであるJiawei Zhu氏は「Liquidが今後、取引所業界における国際標準の確立において重要な役割を担うだろうと見込んでいる。その一翼をフォビが担うことにわくわくしている」とのコメントを寄せている。