旅行先では、ついついガイドブックに載っているような定番のレストランやカフェで食事を済ませてしまう方多いかもしれませんが、地元の人が本当に愛用しているのは、全然違うお店だったりします。
中東最大級の市場ともいわれる、トルコ・イスタンブールにあるグランドバザール。
連日観光客で賑わうこの辺りには、ケバブなどのトルコ料理を出すレストランのほか、トルコの伝統的なデザートを出すスイーツショップなどの飲食店がたくさんあります。
今回はそんなグランドバザールの近くにありながらも、地元の人が足繫く通うスイーツの名店をご紹介しましょう。
お店の名前は「ダイダイ・パスタネスィ(Day Day Pastanesi)」です。
1969年から続くこの老舗は、バザールの近くにあるものの、裏路地に入ったところにあるため、旅行者にはなかなか気づかれないようです。
店内のショーケースには、お店で焼き上げたばかりの手作りのお菓子がずらっと並んでいます。
チェーン店で販売されている激甘のトルコスイーツとは違い、こちらのお店のスイーツはどれも甘すぎない、日本人の口にも合うものばかり。
さらにお店のスイーツはどれも小ぶりで食べやすい大きさで、ひとつひとつがお手頃な価格です。
毎日食べても飽きのこないような素朴な味ですが、それがまた地元の人に愛されている理由かもしれません。
一番人気のメニューは、クッキーのような生地にリンゴのジャムを包んだエルマル・トゥルタ。
ちょっと小腹がすいたときにちょうどいいボリュームのお菓子です。生地はクッキーよりももっと柔らかく、しっとりしていています。全体的に甘すぎず、チャイ(トルコの紅茶)との相性も抜群です。
店内には2席だけですが飲食スペースがあります。食べている間にも、お客さんが絶えず、ひっきりなしにお菓子が売れていくので、それだけ地元の人から愛されているお店なのでしょう。
エルマル・トゥルタとチャイ一杯で日本円で100円程度でおやつタイムを楽しめる、知る人ぞ知る名店。
朝は6時から、夜は21時まで営業しているので、軽めの朝ごはんを食べたいときや、夕食後に甘いものを食べたいな、というときにもピッタリのお店です。
もちろんテイクアウトもできるので、グランドバザール観光の合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
地元の方々が愛する街のスイーツ店にひとたび入ってみれば、いままでよりももっと、イスタンブールのことが好きになってしまうに違いありません。
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お店 ダイダイ・パスタネスィ(Day Day Pastanesi)
住所 Molla Fenari Mahallesi, İskender Boğazı Sokak, No 18/B, Fatih, İstanbul