古今東西、日本人を虜にしてきたスタミナ食の1つと言えばウナギ。

縄文時代の貝塚からもウナギの骨が出土するほど、実は日本人の食生活と切ってもきれない食べ物の1つ、それがウナギなのだ。

そんなウナギを食べさせてくれる名店は全国各地に存在している。

例えば、さっきまで生きていたうなぎを食べさせてくれる東京都墨田区吾妻橋の名店「鰻禅(うなぜん)」や、鰻が本来もっている濃厚で強烈なウマミと食感を楽しませてくれる愛知県名古屋市中村区の名店「割烹イチビキ」蒲焼き発祥の地「浦和」で味わう極上の鰻を楽しめる埼玉県さいたま市浦和区の名店「和香(わか)」に、ミシュランも認めた日本が世界に誇る鰻の名店、東京都文京区「石ばし」などなど、数え切れないほどの鰻の名店がこの世には存在している。

今回はそんな日本各地に存在する美味しい鰻のお店の中から、長野県松本市で、開店から10分も経たないうちに売り切れの札が店先に並んでしまうという、知られざる鰻の名店をご紹介したい。

お店の名前は「うなぎのまつ嘉」だ。

・江戸時代から6代つづく鰻の名店、それが「うなぎのまつ嘉(まつか)」
こちらのお店、実は江戸時代から続くうなぎの名店として、松本市内はおろか、全国に名前を轟かせるお店。

そのため、全国から美味しい鰻を求めて、鰻好きが毎日のように押し寄せている。

純和風の建物からは気品をしっかりと感じられることができるし、お店の外には非常に香ばしい鰻のかおりが立ち込めている。


・予約のできないお店、それが「うなぎのまつ嘉(まつか)」
そしてこちらのお店、予約ができないことでも有名なお店。

そのため、多くの人々が11時30分の開店前から美味しい鰻を求めて行列をつくり、平日であっても11時30分の開店と同時に売り切れとなってしまう。

もし確実にこちらのお店で鰻を味わいたいのであれば、開店の1時間前である10時30分からお店の開店を待つ、ということをオススメする。

・絶品のウナギ
そんな開店と同時に売り切れとなってしまうこちらのお店の鰻は、まさに絶品。

メニューは、うな丼とうな弁当の2つなのだが、基本的に異なるのは鰻の枚数。

うな丼は鰻が2枚(1匹分)で、うな弁当は鰻が3枚(1.5匹分)となっている。

うな丼でも非常にボリューム満点なので、十分お腹いっぱい鰻を堪能できる。

うな丼のふたを開けると、非常にかぐわしい香りと、分厚く大きな鰻が2枚、ご飯の上に鎮座している。

人それぞれの食べ方にお任せしたいのだが、もし1枚ずつ堪能したい、という場合は、丼のフタの上に、鰻を1枚退避させて楽しんでもいいかもしれない。

外側はパリっと、そして内側は非常に柔らかく仕上げられた鰻は、タレとの相性も抜群。もちろんその味わいはご飯と一緒に味わうことで本当の意味での真価を発揮していることに気がつく。

そしてキレのある山椒。

たっぷりの山椒でも負けないほどの強く濃い鰻の味わいは、長野県のみならず、世界に誇るうなぎの名店と言っても過言では無い。


これから夏山シーズンが始まり多くの人々が訪れることになるであろう、長野県松本市。

北アルプスに磨かれた美味しい水と美味しいご飯、そしてその味わいをしっかりと堪能できる美味しい鰻。

もしこの地を訪れるのであれば、美味しい鰻を味わって、清々しい夏山も堪能する、そんな都会では味わえない自然を堪能する旅に出かけてみてもいいかもしれない。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 うなぎのまつ嘉
住所 長野県松本市中央3-2-29
営業時間 11:30~売り切れ迄
定休日 月曜日、木曜日

参考情報 【山小屋グルメ】標高2300メートルで味わう絶品のおでんと最高の景色 / 長野県松本市安曇の「涸沢(からさわ)ヒュッテ」