日本神話や伝説が数多く残る宮崎県の高千穂町。

八百万の神々が集まった場所とされる天安河原(あまのやすがわら)や、阿蘇の火山活動で噴出した火砕流が浸食されてできた高千穂峡など、神秘的なパワースポットが多く集まっています。

今回はそんな高千穂町の魅力を堪能できる3つのスポットをご紹介します。

1:天岩戸神社

日本書紀や古事記の神話を伝える天岩戸神社。西本宮と東本宮があり、両社とも太陽の神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をお祀りしています。

天照大神が弟である「須佐之男命(すさのおのみこと)」の乱暴ぶりに起こり、しばらく隠れた「天岩戸」と呼ばれる洞窟が西本宮のご神体です。

洞窟自体を見学することはできませんが、遠くから洞窟を参拝できるツアーが1日に数回開催されています。普段は立ち入ることができない拝殿裏の神域に神職の方々が連れていってださる貴重な約20分のツアーです。9時から16時40分まで30分間隔で開催されています。ツアーの集合場所は西本宮の休憩場です。


ツアー中は天岩戸神社の伝説やご神体について詳しい説明を伺うことができます。山々に囲まれた大自然のなか、神話や歴史に思いを馳せながら静かに参拝してみてください。

2:天安河原

天岩戸神社の西本宮から岩戸川に沿って10分ほど歩くと、天安河原という洞窟に辿りつきます。

こちらは天照大神がお隠れになった際、八百万の神々が集まり神議を開いたとされる場所。奥行き25メートル、間口が30メートルもの巨大な洞窟です。なかには鳥居がそびえ立ち、周囲には無数の石が積まれている神秘的な光景が広がります。


天安河原周辺には「思いを込めながら石を積み上げると願いが叶う」という言い伝えがあり、祈願に訪れた人々が続々と石を積んでいるそうです。

3:高千穂峡

高さ80mを超える断崖が7kmも続く高千穂峡は、阿蘇の火山活動で噴出した火砕流が浸食されてできたとされています。1934年に国の名勝・天然記念物に指定されました。

渓谷には玉垂の滝など数々の滝がかかっており、自然の美しさや偉大さを感じ取れる場所です。


渓谷の周囲には約1㎞の遊歩道が整備されているので、ハイキングの初心者でも安心して楽しめるのが嬉しいポイント。周辺には色とりどりの花や青々とした緑が広がります。

上から渓流を見下ろすと、鬼が投げたという伝説が伝わる重さ200トンもの巨大な石を見つけることができます。

渓谷の絶景を下から満喫したい方には貸しボートがおすすめ。30分2000円でボートをこぎながら、ゆっくりと森林浴が楽しめます。時期により多少前後しますが、8時30分〜16時30分までが受付時間です。


四季折々の季節のなかでも、新緑や紅葉のシーズンには特に絶景を満喫できる高千穂町の街並み。そばや高千穂牛など、豊かな自然が育んだおいしい食べ物がたくさんあるのも魅力です。

ぜひ神秘的なパワースポットで、壮大な自然と歴史を堪能してみてはいかがでしょうか?

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スポット1
名前 天岩戸神社
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地
公式サイト http://amanoiwato-jinja.jp

スポット2
名前 天安河原
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸

スポット3
名前 高千穂峡
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
公式サイト http://takachiho-kanko.info