餃子 300円
神戸あたり、特に三ノ宮付近には行列ができるほどウマイ餃子専門店が複数ある。たとえば「ひょうたん」や「赤萬餃子」がそうだが、神戸ポートタワーからほど近い中華街の路地にある「ぎょうざ大学」(兵庫県神戸市中央区元町通2-3-5)も忘れてはならない名店だ。この地域でいちばん美味しいと絶賛している人もいるほどの店でもある。
・再注文できません
店内はカウンター席とテーブル席があるものの、とても狭く席数も少ない。客が入るたびに女将さんが「何人前にしますか?」と話し、そしてすぐ店員が「再注文できません」と言ってくる。いつもこのパターンが「ぎょうざ大学」お決まりである。
・それぞれの料理が生み出すウマさの合奏
餃子は1人前7個で300円だが、最低注文数は2人前からなので実質1人最低600円から。ほとんどの客が餃子とライスを注文し、飲み物は酒か烏龍茶を注文する。それらの料理が生み出す合奏が客を虜にするのだが、まずはタレなしのプレーンな状態で餃子を1~2個食べたい。
・具が皮の旨さを盛り上げる
ここの餃子は、皮がモチモチしていて旨味が深く、焼かれている面積が広くてカリカリ部分が広め。具は少なめで、具よりも皮のほうが多いと感じるほど。しかし餃子は具が多いから美味しいわけではない。皮が旨く、そして具が皮の旨さを盛り上げる役目になっている非常に珍しいタイプの餃子と感じた。主役が皮なのである。
・マッタリとした旨味たっぷり餃子へ
酢と醤油と辣油でタレを作り、それで数個の餃子を堪能したのち、今度はそのタレの中にたっぷりと自家製の味噌を投入し、ガッツリと餃子を浸して食べてほしい。この味噌、強いコクを生むだけでなくゴマのような香ばしさを感じさせ、鋭いタレの美味しさからマッタリとした旨味たっぷり餃子へとディメンションチェンジしてくれるのだ。
・せめて3人前は注文しておきたい
もし初めてこの店を訪れた客ならば「餃子2人前では足りなかった」と後悔するかもしれない。ここの餃子、あまりにもライスに合いすぎるので、どんどんライスが進むし、餃子もガンガン食べたくなるのである。たとえ小食でも、せめて3人前は注文しておきたいところだ。
もっと詳しく読む: 1人前だけでメシ5杯は食える餃子 / ぎょうざ大学(東京メインディッシュ) http://main-dish.com/2019/10/21/gyoza-daigaku/
ぎょうざ大学
住所: 兵庫県神戸市中央区元町通2-3-5
時間: 11:30~14:00 17:00~20:45 土日祝11:30~14:00 17:00~19:20
休日: 月火(要確認)