新型コロナウイルス感染拡大により、海外旅行はおろか、日常の外出すらも制限される日々。

旅好き・お出かけ好きの人は、自由に出かけられないことに対し、ストレスやフラストレーションを抱えて毎日を過ごされているのではないでしょうか。

しかし、こういった毎日もいつかは終わりが来ます。また自由に海外旅行が楽しめるようになるその日まで、今はしばしの脳内トラベルを楽しみましょう。

世界にはまだ見ぬ風景がいっぱい!「コロナ後」に行きたい世界遺産として、今回はクロアチアの城塞都市・ドゥブロヴニクをご紹介します。

近年、リゾート旅行先として日本でも人気急上昇のクロアチア。その代名詞的存在が、「アドリア海の真珠」と称えられるドゥブロヴニクです。

紺碧のアドリア海に角のように突き出した土地に、オレンジ屋根の家々が連なるドゥブロヴニクの旧市街。その風景はいつかジブリ映画で見た風景にそっくりで、「こんな場所が現代に残っているなんて!」と驚かずにはいられません。

絶景スポットが満載のクロアチアには、もちろんドゥブロヴニク以外にも素敵な町がたくさんあります。にもかかわらず、ドゥブロヴニクだけが突出して有名で、世界中の人々の憧れの的になっている理由。

それは、この世界遺産の町が並々ならぬ物語性を秘めているからではないでしょうか。

世界的な劇作家ジョージ・バーナード・ショーは、「ドゥブロヴニクを見ずして、天国を語ることなかれ」と語っています。

ドゥブロヴニクの前身は、海洋貿易で栄えた都市国家「ラグーサ共和国」。ヴェネツィアやアマルフィなどとともに、中世の5大海貿易都市に数えられるほどの繁栄を謳歌しました。

世界中の旅行者を魅了してやまないドゥブロヴニクですか、かつてこの美しい町並みは幾度となく破壊の危機にさらされてきました。

1667年の大地震に、1991年のユーゴスラヴィア連邦軍による攻撃…一時は「危機にさらされている世界遺産リスト」にも載るほどでしたが、町の人々のたゆまぬ努力もあって、宝石のような町並みが甦っています。

門をくぐって旧市街に足を踏み入れると、中世のまま時が止まっているかのような風景が目に飛び込んできます。

城塞都市らしく、力強いのにエレガント。決して派手な町並みというわけではないのに、匂い立つような気品が感じられます。

海に突き出したロケーションとともに、ドゥブロヴニクの景観を特徴づけているのが、旧市街をぐるりと囲む城壁。

8世紀から建設が始まったこの城壁は、全長1940メートル、高さは最高で25メートルにも達する堅牢なもの。1667年の大地震の際も、城壁だけはほとんど被害がなかったといいます。

城壁の上はのぼって歩くことも可能。鳥の目線から見る、オレンジ屋根と紺碧の海とのコントラストは最高です。

ドゥブロヴニクを訪れたら、見逃してはならない絶景はほかにも。それが、旧市街を真上から見下ろせるスルジ山からの眺めです。ロープウェイでスルジ山の山頂へとのぼれば、眼下には映画で見たあの絶景が!

碧く澄んだ海と、中世の面影をそのままに残した旧市街…自然と人工物がこれほど高いレベルで見事な融合を見せている場所は、それほど多くはないでしょう。

旧市街の町並みの美しさもさることながら、アドリア海の鮮やかな碧が、ドゥブロヴニクの美しさに一役も二役も買っているのは間違いありません。

町に点在する教会を訪ね歩いたり、路地裏の雑貨ショップをのぞいたり、カフェのテラスでくつろいだりと、楽しみは尽きないドゥブロヴニク。

なんだかんだ言ってもこの町は、やはりクロアチア観光のラスボス的存在なのです。

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