マネックスグループのマネックス証券は8日、2020年7月8日20時より、暗号資産(仮想通貨)関連のCFD(店頭デリバティブ取引)の取り扱いを開始すると発表した。

2020年5月1日に施行された改正金融商品取引法により、暗号資産は「金融商品」と規定された。これに伴い、暗号資産関連店頭テリバディブ取引が金融商品取引法の規制対象になった。マネックス証券は「暗号資産の市場は拡大を続けており、暗号資産や暗号資産デリバティブの取引量は増加傾向である」として、法令の改正と取引の拡大を受け、同サービスの取り扱いを開始するにいたったと説明している。

同社はこれに先駆け、2020年7月1日、暗号資産業界の自主規制団体である日本暗号資産取引業協会に第一種会員として入会している。

取り扱い暗号資産はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4通貨で、いずれも円建て。レバレッジは最大2倍で24時間365日取引が可能としている。同サービスは、マネックス証券の証券総合取引口座を開設後、暗号資産CFD口座を開設すると利用できる。

なお、取引システムとしては、シンプレクスの暗号資産取引プラットフォーム「シンプレクス・クリプト・カレンシー」のCFD(差金決済)取引システムを採用しているという。