7月7日時点のFSCCは、三角もちあいからの調整局面となっています。「支持線2」の26円から「抵抗線A」65円までの39円幅の上昇後、足もとの値動きは半値押しである「支持線1」45.5円を割り込む調整となっています。現在は、「支持線1」まで戻していることから、今後のメインシナリオは、「支持線1」の45.5円近辺を中心とした値動きに収斂する可能性があります。また、1月頭から発生している、長期の上昇トレンドの範囲内での値動きには変わりなく、今回の調整もトレンドラインの下限で下げ止まっている形となっています。

一方、サブシナリオは「抵抗線A」を上方ブレイクした場合、目標としては、「支持線1」からの倍返しである「抵抗線B」90円、「抵抗線A」からの倍返しである「抵抗線C」104円などが想定できます。
(フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議 研究員 馬渕 磨理子)