LINEは30日、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」が導入された企業のサービスを発表した。

ブロックチェーンゲーム開発会社のBiscuitlabsは、9月30日より、モバイルRPGゲーム「ナイトストーリー」の日本版を提供開始している。プレイヤーがペットと共にバトルをしながら素材を収集し、素材を組み合わせて装備アイテムを作成し強化していくゲーム。木材、鋼などの70種類以上の素材を組み合わせると、剣、弓、鎧など200種類以上のアイテムに変換できる。

また、リーガルテック企業のComakeも9月30日より、電子契約サービス「リンクサイン(linksign)」、を提供開始している。同サービスは、AI・ブロックチェーンベースの電子契約サービスで、契約書の作成、内容の検討、署名、締結等と契約行為を始まりから終わりまで完結できる。

このほか、今年10月上旬には、Common Computerがソーシャルメディア「aFan」を、10月末には、ブロックチェーンゲーム開発会社のNOD GamesがMMO戦略ゲーム「リーグオブキングダム for LINE Blockchain」を提供開始する予定としている。

さらに、2020年内には、ブロックチェーンゲーム開発会社のPlayDappによるコインプッシュゲーム「CryptoDozer」、エンターテイメント関連サービスを提供するEmel Venturesによるソーシャルカラオケアプリ「SOMESING」、ビデオ配信サービスを提供するTheta Labs(Theta Network)によるeスポーツ専門のビデオストリーミングプラットフォーム「Theta.tv」が、それぞれ日本向けにサービスを提供開始する予定のもよう。

アクセルマークと、オルトプラスの子会社であるOneSportsは9月30日、共同で「LINE Blockchain」を用いたスポーツゲーム「Crypto Sports(仮称)」を開発すると発表しており、これについてもLINEが、「LINE Blockchain」が導入されたサービスとして取り上げている。2021年以降の提供開始を予定しているようだ。

「LINE Blockchain」は、LINEが独自に開発したブロックチェーン。企業は、開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」を通じて「LINE Blockchain」を基盤としたブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築することができる。既存のサービスに手軽にブロックチェーン技術を導入することができ、独自のトークンエコノミーを構築することも可能としている。