人間なら誰しも「にぐぅうううううううううううううううううあああ!」って叫びたくなるほど肉が食べたくなるときありますよね。心が「肉」なときは焼肉でもステーキでもとんかつでも良いのですが、ガッツリと肉の旨みをジワジワ堪能しながら食べたいときは「しゃぶしゃぶ」一択。

・実際に食べて旨かった

生活環境が変化したことによって自宅でご飯を食べることが多くなった人は少なくないと思いますが、だからこそ「家で店クオリティの絶品料理を食べたい」と思うもの。もし自宅で絶対にハズレにならないしゃぶしゃぶが食べたいならば、実際に食べて旨かった「究極の出汁しゃぶしゃぶ料亭 福虎」(東京都港区赤坂3-9-16)は間違いない。

・湯に通すと肉が正体を現す

しゃぶしゃぶって、味と質を誤魔化しにくいんですよ。適切な品質に達していない肉は、一口食べただけでダイレクトに「イマイチ」であることを味覚に伝達します。肉を湯に通すとボソボソとした肉質に変化して旨味も薄くなる。肉質が良くて旨味埋蔵量が多い肉は、たとえタレに浸さずそのまま食べてもうまい。湯に通すと肉が正体を現す、それがしゃぶしゃぶ。




・家でこのレベルの肉って食べられるの!?

福虎のしゃぶしゃぶをテイクアウトして食べたのですが、まいりました。まいりすぎて、土下座したくなりましたよ。土下座だけでは物足りず、福虎のお店の方向に向かって祈りをささげてしましました。

そもそも肉質がハイレベルなのは言うまでもないのですが、家でですよ!? 家でこのレベルの肉って食べられるの!? と良い意味でのショックを受けたのです。是非 肉マニアには属して頂きたい、最高峰の松阪牛『住にし方の大石牛松阪』年間に10頭しか流通しない幻の松阪牛とのこと。

1200日以上、肥育され体内で熟成させた究極のエイジングビーフは脂肪融点16℃前後と低く、今までにないサーロインの甘味を感じることができました。ちなみに通常の高級和牛の脂肪融点は26℃らしい。











・シルクのように繊細でトロットロ

今回は松坂牛サーロイン、三元豚カルビ、三元豚ロースの3種類を食べたのですが、すべてに共通するのが「食べた瞬間にとろけるように旨味が広がる」という点。生のままでもシルクのように繊細でトロットロで艶やかなのですが、湯に通してからも柔らかさは保たれたままで、ダシとタレの旨味が付加されて別次元の存在に昇華。

そうそう、忘れてはならないのがダシとタレ、そして野菜の数々。家庭でもできるだけお店と同等のハイレベルなしゃぶしゃぶが堪能できるよう、しゃぶしゃぶに必要な食材がセットに。しゃぶしゃぶを最高級白トリュフ塩にディップして頂く贅沢の極みは、まさに悪魔的なうまさ。

<今回のしゃぶしゃぶセットの肉以外の内容>
キノコの盛り合わせ
季節野菜の盛り合わせ
福虎特製 料亭の鰹一番出汁
福虎特製 ゴマダレ
福虎特性 ポン酢
イタリア産 最高級白トリュフ塩
〆のラーメン



・技術とこだわりすげー!

できる限り野菜の鮮度が保たれているベストな状態で食べられるよう、しっかりパックにされているのことに感動。実際に持ち帰ってからパックを開封したのですが、野菜もキノコもパリッパリで弾力も鮮度も保たれたまま! 技術とこだわりすげー!

・本格ラーメンを食べてシメ

そして最後は〆のラーメンですよ。ほどよくカタメが好きなので、サッとダシに通してズズッといただく。ああ、いましゃぶしゃぶを食べていたのに、なぜか私は、本格ラーメンを食べている。美味しくないはずがないよね。ダシたっぷりスープで茹でたんだから。この幸せ、いつまでも続けばいいのに、食べるとなくなっちゃうんだ……。




もっと詳しく読む: 究極のしゃぶしゃぶテイクアウトに出会ってしまったのよ / 究極の出汁しゃぶしゃぶ料亭 福虎(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/10/12/take-out-delicious-shabu-shabu/

松阪大石牛 松阪豚 福虎
住所: 東京都港区赤坂3-9-16
営業時間: 11:30~15:00 16:00~23:00 (要確認)
持帰時間: 11:00~23:00 (要確認)
宅配受付: 11:00~23:00 (要確認)
休日: 土日祝 (要確認)

<執筆>
クドウ: ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家で「月曜から夜ふかし」などにも出演。イタリアをめぐりピザを食べる旅をするほどピザマニアでもある。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニアで、知られざる秘境でドローンカメラマンもしている秘境グルメマニアでもある。