正直なところ、世の中には満足できない「和牛食べ放題」の店が溢れているわけですよ。和牛かどうかわからない肉を出す店もあれば、和牛かもしれないけどカッチカチの冷凍状態で出したり、和牛レベルが低い肉質だったり、満足できないわけです。そんな店で溢れているのが現状です。だいたい、そんな店に限って店員のホスピタリティも適当だったりするわけですが。

・運営母体を知って納得

そんななかで登場したのが「和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁」(東京都千代田区外神田1-18-19 BiTO AKIBA3F)。いやー、凄い。決して安くない、決してテキトーな肉質じゃない、しっかり美味しくて「高級感溢れる和牛」が食べられるんですよ。運営母体を知って納得でした。東京浅草の平城苑。間違いない焼肉が堪能できる名店です。20年ほど前に平城苑で出版社仲間とガンガン食べてたら15万円くらい支払った記憶があるんですが、まさにそれくらいの価値ある焼肉が食べられるのが平城苑。そこが母体なのだから、肉質も間違いないし、テキトーな焼肉屋の「なんちゃって和牛」が出るわけがない。




・食べる前からウマそう

ということで「和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁」に行ってオーダーしたのは、和牛食べ放題が堪能できる「和牛まみれコース」税別4980円。しかもソフトドリンク飲み放題付きでそのお値段。最初に和牛の盛り合わせやサラダが出て、あとは自分が好きな和牛などをオーダー。食べたい部位を伝えれば、好きな味付けでテーブルまで持ってきてくれます。

保冷ケースにズラリと和牛などが陳列されているので、その肉質を誤魔化しようがないわけなのですが、すべてがウマそう。すべてがしっかり上質っぽい! これ絶対ウマイやつ! 食べる前から誰もがそう思うはず。ちなみに飲み物はセルフサービス。










・美味しさについて語るのは野暮

心躍りながら陳列された和牛を選んでワクワク、テーブルにやってきた和牛を見てドキドキなわけです。言うまでもなくウマいのでその美味しさについて語るのは野暮。なので私から言えることは、この店で和牛をさらに美味しく食べる方法をお伝えすることぐらい。

・この店で和牛をさらに美味しく食べる方法

ご存じのとおり、和牛は上質で旨味たっぷりな脂が豊富。赤身にもコクを生む肉汁が大量に埋蔵されています。最初からスパートをかけてカルビを食べると脂量に負けて多く食べられなくなってしまいます。なので、まず最初は「厚切り牛タンステーキ」と「牛タン塩」をガッツリと食べます。カルビも食べたいかもしれないけど、まずはタン系を好きなだけ食べます。タンに満足したら、次に「和牛サーロイン」「和牛上カルビ」を1~2枚食べる。

もっと食べたくなったら追加で「和牛サーロイン」「和牛上カルビ」。そして次に、ガッツリ系の上質な脂たっぷりの霜降り「名物クラシタの焼きすき」を1枚。そのあとまた「厚切り牛タンステーキ」と「牛タン塩」にリターンしてフィニッシュ。






<この順番で食べると良さげ>
牛タン

カルビやサーロイン

クラシタ

牛タン

あとは好きなもの

・牛タンは爽やかテイスト

それでも食べ足りない場合は、あとは好きなものをガッツリと食べればいい。最初から脂分が多いものをガッツリ食べてしまうと、あとから大量に食べられなくなることが多々あります。カルビやサーロインなどは、少量ずつオーダーしてようすを見つつ食べ進めるのがベスト。牛タンは爽やかテイストなので、いくら食べても飽きにくいです。どちらにしても、一気に注文した気持ちはわかりますが、焦らず、少量オーダーで食べ進めましょう。

もっと詳しく読む: 和牛焼肉食べ放題が凄すぎる! 完璧にウマく食べきる方法 / 和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/11/19/akihabara-restaurant-delicious-grilled-wagyu-beef/

和牛放題の殿堂 秋葉原 肉屋横丁
住所: 東京都千代田区外神田1-18-19 BiTO AKIBA3F
時間: 11:30~15:00 17:00~23:00土日祝11:30~23:00
休日: 無休 (要確認)

<取材>
クドウ: ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家で「月曜から夜ふかし」などにも出演。イタリアをめぐりピザを食べる旅をするほどピザマニアでもある。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニアで、知られざる秘境でドローンカメラマンもしている秘境グルメマニアでもある。