日本の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは25日、日本最大級のブロックチェーンゲーム「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」を提供するCryptoGamesと連携を開始したと発表した。同連携のもと、「クリプトスペルズ」で利用可能なNFTを、2020年度内に提供開始を予定しているコインチェックのNFTマーケットプレイスにおいて取り扱うことを検討しているという。

同社は、今年8月27日、ブロックチェーン上に記録されたゲームのキャラクター、美術品、不動産等のNFTを暗号資産と交換できる「NFTマーケットプレイス」の事業化について検討を開始したと発表。2020年度内のサービス提供開始を目指し、同日より「NFTマーケットプレイス」への参加企業の募集を開始した。既に人気ゲーム「マインクラフト」や全世界4,000万DLを達成した「The Sandbox」、世界初のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」で利用できるNFTを同社のマーケットプレイスで取り扱うべく、連携を行っている。

8月の発表では、同社はNFTについて、「ブロックチェーン上に記録され、固有の値や情報を持った非代替性の権利証を示すもの」と説明している。

同社の暗号資産取引サービス「コインチェック」上に「NFTマーケットプレイス」を展開することで、顧客がより手軽に決済できることに加え、コインチェックのNFT専用のウォレットによって顧客が秘密鍵の管理をすることなく安全に取引できるようになると伝えている。また、NFTを発行する企業にとっては、登録ユーザー数が215万を超える「コインチェック」の顧客へアプローチすることが可能となり、さらなるNFTの流通促進が期待できるとしている。_