神戸の人気観光スポットのひとつでもある元町には、旧居留地と呼ばれるエリアがあります。1858年、日本は諸外国と修好通商条約を締結し、長年続いた鎖国政策を終わらせました。この時、神戸を含む5つの港が外国に開かれたことが神戸外国人居留地の始まりです。

当時は外国人が居留地に住まって商館を開いたりしました。格子状の街路や西洋風の街頭、街路樹、公園などが整備され、砂地と畑地だった神戸の港町は一気に西洋風に変化していったのです。

その名残をいまでも感じることができ、日本ではないような雰囲気が漂っているのが旧居留地です。当時、外国人が実際に住まった歴史ある建物が利用され、現在は外資系のハイブランドのブティックや一流企業のオフィス、博物館、カフェなどが軒を連ねているのです。

そんな西欧の雰囲気が漂う旧居留地で、テラス席に座りながら歴史ある街の様子を眺めることができるカフェ、「カフェラ 大丸神戸店」をご紹介しましょう。

「カフェラ」は神戸元町の代名詞ともいえる百貨店、大丸の一階にあります。イタリアのバルのようなおしゃれな雰囲気が漂う店内で飲食することもできますが、旧居留地の街並みを見渡すことができるテラス席が人気です。

テラス席からは、たびたび行き交う高級車や当時の建物を改装したブティックなどを眺めることができます。ヒーターをつけてもらえたり、ブランケットを貸してもらえるので、寒い季節や冷える夜でも気兼ねなく利用することができます。

「カフェラ」では、石窯で焼き上げたシリアルブレッドを使用したタルティーヌのほか、エスプレッソやコーヒー、ラテアートが可愛いカプチーノ、リモナータなどの各種ジュースや、季節ごとにメニューが変わるデザートも楽しむことができます。

こちらは、季節限定のスイーツ三種と、セットドリンクのカプチーノです。

アイスクリームはシャーベット状とクリーム状の二種が盛り付けられており、違った味と食感を一度に楽しむことができます。ホイップがトッピングされた濃厚なガトーショコラは甘さ控えめで、カプチーノと相性抜群です。抹茶パウダーときな粉、マスカルポーネの組み合わせが新鮮な和風のティラミスは、なかなかお目にかかれないスイーツではないでしょうか。和の優しい味わいとカプチーノのエスプレッソの苦みが、意外にも良く合います。

神戸のおしゃれなカフェでゆっくりと時間を過ごしたいな、というときは、「カフェラ」に足を運んでみてはいかがでしょうか。美味しいスイーツに舌鼓を打ちながら、異国情緒溢れる街並みを眺め、華々しい文明開化の道を歩んだ神戸の歴史に思いを馳せてみてください。

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名前 カフェラ 大丸神戸店
所在地 兵庫県神戸市中央区明石町40大丸神戸店1F
電話 078-392-7227
営業時間 9:45~21:00
定休日 大丸神戸店の定休日に準ずる