ラーメン二郎は「腹が減った男たちの食い物!!」と思われていたこともあったが、今や性別や国籍などは関係なく、老若男女が愛する人気の国民的ラーメンとなっている。日本各地に店舗が存在するが、いちばん美味しい店舗はどこなのだろうか?

・アマチュアなラーメン二郎マニアの「旨いラーメン二郎ランキング」

そこで今回は、最近になってラーメン二郎が好きになったばかりのアマチュアなラーメン二郎マニアに「旨いラーメン二郎ランキング」を決定してもらった。あくまでアマチュアなラーメン二郎マニアが決めた事なので、プロの二郎先輩の皆さんは温かく見守っていただきたい。

各店舗で実際に食べた記者による解説文と写真ともに、ランキング形式で紹介したいと思う。

・アマチュアのラーメン二郎好きが選んだ旨い二郎ランキング

1位 ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店
ぶた入りラーメンでありながらチャーシューが見えないのは、一晩で降った大雪のごとく脂が丼を覆っているため。韓国海苔がなかったら、一面が真っ白な状態になっていたところだ。目視ではわかりにくいが、大量のメンマが埋もれている。

アマチュアコメント「とにかく入りやすい雰囲気だし、店員さんが怖くない。なぜかあまり行列ができていないので、使い勝手も良いのです。最高すぎます」

2位 ラーメン二郎 歌舞伎町店
マシマシにするとアブラとニンニクが予想以上に盛られるのも新宿歌舞伎町店の嬉しい点。スープは乳化しているケースが多く、ニンニクが溶けても鋭さは前面に出ず、キリッとした部分だけを堪能できるのもいい。

アマチュアコメント「小滝橋まで行くのが面倒だなっていうときはココです。昔はどうだったかわかりませんが、今は店員さんやさしいですよ。ゆっくり食べてても嫌味を言われたり追い出されたりしません」

3位 ラーメン二郎 亀戸店
別皿の生卵を投入。脂身少なめの極厚チャーシューが夕焼けに照らされた山のように見える。そして真っ赤な太陽のごとく、生卵が存在感を魅せる。この丼、レオナルド ダ ヴィンチ作品に匹敵するほどの芸術作品。オークションに出せば2億円の値がついてもおかしくない。

アマチュアコメント「ちょっと背伸びしたくなったら亀戸店に行きます。ここで食べると一流のジロリアンに一歩近づける気がするんですよね」

4位 ラーメン二郎 野猿街道店2
豚の皮をナイフでそぎ落として、そのまま煮込んだかのような、本気でワイルドな脂の塊が入っている。こういう感じの妖怪がいた気がする。まさにレジェンド。数多くのジロリアンが八王子野猿街道店2を愛してやまない理由がそこにある。食べる者を魅了する味とサプライズが、八王子野猿街道店2には存在するのだ。

アマチュアコメント「ガチのマニアばかり行く店だと思っていたのですが、ミーハーも多くいく店だと聞いてからは、たまに行ってます。ここは他店よりも大きなデカ盛りを食べたいときに行きますね」

5位 ラーメン二郎 府中店
スープにトロンッと溶け出した温泉玉子の黄身が、チーズのディープなコクを「別次元のコク」に昇華させる。なんなのだ、このラーメン二郎は。深い、深い、深い、とにかく深いのだ! 正直、カルチャーショックを受けるほど激ウマであった。暫定、ラーメン二郎最強のラーメン二郎である。

アマチュアコメント「店員さんも客も、みんな穏やかな感じなので好きです。土地柄なのでしょうか。殺伐としてないのが居心地よいです」

6位 ラーメン二郎 品川店
野菜の仕上がりが最高の部類。しっかりとシャキシャキした食感を残し、過剰に茹でていないため、甘さが上品なのである。もやしは加熱すればするほど甘みが増すのだが、品川店は絶妙なタイミングで加熱を寸止めするため、過剰に甘くならないようになっているのである。それを店主が意識しているかどうかは不明だが、結果的に美味しさに拍車をかけているのは確かだ。

7位 ラーメン二郎 池袋店
過剰なまでにブチ込まれたニンニクは、人によって「辛すぎる!!」と感じるかもしれないが、ラーメン二郎好きからすればむしろ「極上のご褒美」。最強クラスのニンニクスープを麺にからめ、ガッツリと二郎を堪能しよう。ニンニクは自分でスープにとかしてはいけない。食べているうちに、自然とニンニクがスープに混ざっていくのがベストだ。

8位 ラーメン二郎 札幌店
北海道のラーメン二郎とあって、スープのテイストがガツン系かなと思いきや、まったく違った。ラーメン二郎三田本店の流れをできる限り忠実に継承しているかのようなテイストであり、あまりブレがないのが特徴。

9位 ラーメン二郎 会津若松駅前店
何より高評価なのは、チャーシューである。やや長めのカットが特徴で、脂身と赤身がミルフィーユのように綺麗な模様を描いている。そしてその味、ラーメン二郎のなかでも屈指のハイクオリティ。食べた瞬間、脂身がプルンとした感触で抵抗をみせるが、その直後から決壊したダムのごとく、とめどなく広がる旨味エキス。

10位 ラーメン二郎 神田神保町店
なにより麺と豚が美味。特に豚はホロホロとした部分と、プルプロと弾力感のある部分が共存しており、まさにハイブリッド豚が堪能できる。麺をサルベージすれば、たっぷりと液体脂が麺をコーティングし、旨味がたっぷりと浸透。極上のラーメン二郎を生み出すのだ。

もっと詳しく読む: 【最強グルメ】アマチュアのラーメン二郎マニアが選んだ旨いラーメン二郎ランキング発表(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/12/21/ranking-of-amateur-ramen-jiro-mania/

※画像は編集部が用意したものです