慶応義塾大学の三田キャンパスにある学生食堂「山食」(東京都港区三田2-15-45 西校舎中階)は、創業83年の歴史ある店としても知られている。最初の店舗は昭和12年にオープンしたというのだから驚きだ。
学生の多くが、山食の料理で空腹を満たしてきたと思われる。学生以外の部外者も入ることができるため、近隣住民やサラリーパーソンも訪れ、まさに地域の憩いの場となっている。
・カツカレーの味は「思い出の味」そんな山食の名物料理がカツカレーである。決して高級感があるわけではない。グルメ志向でカレーにこだわった人が満足できる味ともいえないかもしれない。だがしかし、山食のカツカレーには多くのファンがおり、このカツカレーの味を「思い出の味」と思っている人がいるのも事実だ。
火曜日だけカツハヤシが食べられる現在、火曜日だけ、このカツカレーを食べることはできない。そのかわり、火曜日だけハヤシライスやカツハヤシが食べられるのだ。このカツハヤシを求めて山食を訪れる学生もおり、隠れた限定メニューとして知られている。
片栗粉が含まれているのか、ハヤシの食感はプルップルのプリンプリン。そんな粘力バツグンのハヤシをカツに纏わせ、ライスとともに食べる。そして味噌汁をズズッと飲んで胃袋に流し込む。ちなみに、福神漬けは無料で添えることが可能だ。
・料理を作り続けて欲しい味噌汁までついて、このカツハヤシは570円(税込)。学生にとって非常に嬉しい価格帯であり、ボリュームあるカツカレーやカツハヤシが人気メニューになっているのも理解できる。
現在、山食は新型コロナウイルスの影響で客が激減し、存続危機の窮地に陥っている。これからも学生のため、そして地域住民のため、料理を作り続けて欲しいと願うばかりだ。
もっと詳しく読む: カツカレーが人気の学食で超限定「カツハヤシ」を食べる / 慶応義塾大学三田キャンパス 山食(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/12/22/keio-university-cafeteria-pork-cutlet/
慶応義塾大学三田キャンパス 山食
住所: 東京都港区三田2-15-45 西校舎中階
時間: 10:30~16:00 土10:30~14:00 (要確認)
休日: 日曜日ほか (要確認)