先日、NHK北海道放送局は自社ディレクターの「ミス」によって【アレフ】の施設に関するインタビュー内容が、アレフ広報に誤送信されてしまったという何とも恐ろしくも不可解なニュースを報じました。

書き起こしを依頼するため、インタビュー音声ファイルが取り込めるアドレスを業者に送信した際に、何故かしらアレフにも送信したんだとか。現在アレフ側とは連絡が取れておらず、インタビューに応じた住民には説明しお詫びしたとする上で、以降再発防止に努めると、通り一遍の報道を夜遅くのニュースで一回流しただけ。ネットニュースには掲載されている様ですが、事の重大性が本当に解っているのでしょうか。

平成元年の【TBSビデオ問題】をよもや忘れたと言うのでしょうか!名称は変われども【アレフ】がオウム真理教の後継主流団体であり、引き続き公安監視対象であることを考えれば、今回の事案がいかに危険極まりない事なのかを当のNHKも理解しているはずなのです。【NHK音声ファイル事件】なんて悲劇が起こらぬことを祈るばかりです。

こんにちは! チバレイです。

前回、前々回と【烈士・野村秋介】にまつわるコラムを書かせて頂きましたご縁で、野村秋介氏の門下・二十一世紀書院の蜷川正大先生より【野村秋介追悼25年・群青忌】の資料とDVDを御恵送頂きました。

早速受け取り、封を開けた時の事。

『良く頑張ったね。これからも一生懸命おやりなさいよ』

あの、少し高くて、歯切れのよい声が……。

野村秋介烈士 からお褒め頂いた様な、そんなありがたい気持ち、何とも言い難い不思議な感情が湧き、思わず涙がこぼれ落ちそうになりました。気のせいなんかでは無く本当に……。

この場をお借りしまして蜷川先生をはじめ、野村先生門下の皆さまに心から御礼申し上げます。

野村秋介氏は自決する直前、朝日新聞本社で「朝日は社会の木鐸たれ」と説いています。つまりは社会に対して警告し、導く役目を果たす存在であるべきだと。

これはすなわち「朝日新聞(と全メディア)への遺言」でもあり「戒め」でもあったのです。ところが今日のメディア、特に朝日新聞はどうでしょう。残念ながら「社会の木鐸」としての役目を果たしているとは言えないのが現実です。野村秋介烈士の命懸けの言葉と行動では、何も変えることはできなかったというのでしょうか。

いいえ! 多くの良識ある国民は、既存メディアの慢心した報道姿勢と、意図的な世論誘導の危険性を知るに付け、徹底して警鐘を鳴らし糾弾し続けています。

その大きな流れ、その源流に間違いなく【野村秋介の意志】があると信じています。私たちがその思いを胸に行動した時、図らずも皆【烈士・野村秋介】の遺志を継承することになるのではないでしょうか。

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