おもしろい焼肉屋が人気だ。飲み放題付きの焼肉80分コースが税込6600円。店員は最初の説明とストップウオッチをスタートさせるだけ。とことん人件費等をカットしつつ、美味しい焼肉とお酒が楽しめる焼肉屋「幡ヶ谷の牛男ん家」(東京都渋谷区幡ヶ谷2-48-2 hanabusaビル2F)だ。

・肉は真空パックになっている

最初の説明が終わると、店員は「ただそこにいるだけ」になり、もちろん客に質問されたら親切に答えてくれるし、フォローしてくれるが、基本的に店員は何もしない。肉は冷蔵庫に入っているで客が自分で取り出して焼く。肉は真空パックになっているためハサミでカットする必要があるが、鮮度と清潔さはバツグンだ。

・ライスは冷蔵庫の上に置かれている

肉各種、キチム、ナムル、タレ各種、瓶ビールはすべて冷蔵庫に入っているので、客が自分で取り出して食べる。ライスは冷蔵庫の上に置かれているので、自分で茶碗に入れて食べる。カレーとスープも同様だ。

・ドリンクも客が自分でグラスに注ぐ

お酒は都の物用の冷蔵庫に保管されているので、客が自分で取り出して飲む。日本酒、焼酎、ワイン、ソフトドリンク、いろいろある。サワーは客が焼肉を焼いているテーブルにサーバーがついているので、自分でグラスに注ぐ。焼きながらすぐに注げるので非常に便利だし楽しい。サワーの味はシロップ(!?)をグラスに入れて変更させることが可能。ちなみに瓶ビールは1人1本まで。
























・肉はどれも美味しく食べられた

肉のクオリティはなかなか高いと思える。赤身各種、ホルモン、タン、どれも美味しく食べられた。特に赤身が美味しいのでもっと食べたいと思ったが、この店はおかわりができないので、追加注文は諦めるしかない。

・予約が取りにくい店になるのは間違いない

この「幡ヶ谷の牛男ん家」は「荻窪の牛男ん家」のグループ点としてオープンしたようだ。すでに「荻窪の牛男ん家」は大人気で、なかなか予約が取れない大盛況となっているという。「幡ヶ谷の牛男ん家」も予約が続々と入り始めているらしく、予約が取りにくい店になるのは間違いないだろう。ちなみにインターネット予約のみとなっている。

非の打ち所のない焼肉屋だが、要望を言うならば、もう少し「肉の量が多い」「肉質がさらに良い」などの贅沢なコースが用意されていても良いかなと感じた。また、ライスの1人あたりの量ももう少し欲しいかもしれない。とはいえ満足度の高い焼肉屋なので、まだ予約が取りやすい今のうちに、もう一度行ってみたいと思う。

もっと詳しく読む: 【豪快グルメ】客が冷蔵庫から肉を出して焼く! 完全セルフ焼肉「牛男ん家」が楽しすぎる / テーブルからサワーが出る!(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2021/01/25/yakiniku-ushiotoko-hatagaya/

幡ヶ谷の牛男ん家
住所: 東京都渋谷区幡ヶ谷2-48-2 hanabusaビル 2F
時間: 17:30~20:00 (要確認)
休日: 無休 (要確認)
備考: 緊急事態宣言により2021年2月7日まで17:00~20:00

<レポート>
クドウ: ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場しどちらも準優勝。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家で「月曜から夜ふかし」などにも出演。イタリアをめぐりピザを食べる旅をするほどピザマニア。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。秘境ドローンカメラマンもしている秘境グルメマニア。