一部報道によると、米電気自動車大手のテスラが、所有する一部の暗号資産(仮想通貨)ビットコインを売却したことが判明した。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)率いるテスラは2月に15億ドル相当のビットコインを購入したと報じられており、そのうち2億7200万ドル(約294億円)ドルのビットコインを売却したようだ。テスラの最高財務責任者(CFO)を務めるザック・カークホーン氏によると、売却分は保有するビットコインの10%相当であると明らかにしている。

マスク氏によると、テスラが保有するビットコインの10%分を売却したのは、バランスシート上で現金の代替としての流動性を証明するためだという。また、カークホーン氏もビットコイン市場の高い流動性に感心を示し、長期的価値を信じており、同社は3月24日より開始したビットコイン決済で得たビットコインを含めて、今後もビットコインの保有を積み上げていくと述べたようだ。