Bakktは3日、Quiznosと提携し、コロラド州デンバーでビットコイン決済を試験的に開始すると発表した。
Quiznosはアメリカ国内だけでなく世界32カ国で事業を展開しており、従来のファストフード店に代わる高品質で美味しい出来立ての料理を求める、現代の忙しい消費者のためにデザインされたクイックサービスレストランチェーンである。
今回Bakktは、Quiznosの顧客が一部の店舗でビットコインでの支払いを可能にする初の実店舗試験を開始する。プレスリリースによると、デンバー空港の店舗を含むデンバー市内の一部のQuiznos店舗で8月中旬から試験的なサービスが提供される予定だという。
デンバー市内の一部のQuiznos店舗でビットコイン支払いを行う際は、まずBakktアプリをダウンロードしてビットコインを購入する。購入したビットコインを使ってQuiznosで食事を購入する流れとなる。Bakkt Appを使ってビットコインで支払いをした顧客は、15ドル相当のビットコインを特典として受け取れるようだ。
Bakktのチーフ・レベニュー・オフィサー(CRO)であるSheela Zemlin氏は、「この提携を通じて、Quiznosの顧客にデジタル資産との新しい付き合い方を活用していただくことで、ユニークな体験を提供し、ビットコインの実用性を消費者市場の主流にしていきたいと考えている。」と述べた。また、今回の試験運用の結果を注視し、米国内の他のQuiznos店舗にもビットコイン決済を導入すべきかを検討していく可能性も示唆した。
Bakktは、消費者の日常生活において、暗号資産(仮想通貨)をシンプルな支払い手段として確立するための新しく革新的な方法を模索している。今後も、新しいデジタル・ソリューションを活用することでパートナーが新しい顧客体験を促進し、より多くの選択肢と柔軟性を提供することを目指すようだ。