株式会社西武ライオンズとパシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)は7日、NFTコンテンツを扱うプラットフォームの運営を開始し、埼玉西武ライオンズの公式NFT商品の販売を開始した。
PLMが運営するNFTコンテンツを取り扱うWebプラットフォームサービス「PLM COLLECTION(PLMコレクション)」内に、先行して「LIONS COLLECTION(ライオンズコレクション)」を立ち上げた。NFTコンテンツの販売は日本プロ野球界では初となる。
今回販売するNFT商品は、埼玉西武ライオンズの栗山巧選手の通算2000安打達成を記念して開発したコンテンツなど4種類。栗山選手が2000安打を達成した際に球場で掲げた記録達成パネルや、西武線沿線などで通算2000安打達成に向け展示されていたカウントアップパネル「KURI-METER」など、一部の商品はNFT化されたデジタルデータと現物をセットにして数量限定で販売するようだ。
当面の間は希少性の高いグッズをコレクションすることでファンに楽しんでもらうサービスにする。また、対象商品は順次追加していく予定で、今後「PLM COLLECTION」に二次流通機能を実装し、ファン同士の売買や譲渡も可能にすることを目指していくようだ。
西武ライオンズは、昨シーズン以降観客の動員制限がかかるなか、新たな収益源を確保するために、さまざまな取り組みを行ってきた。NFT商品の一次販売による売上、また将来的にファン同士が行うNFT商品の売買(二次流通)によって発生する還元金などで、新たな売上の増加を図っていくという。