TikTok公認のMCN(マルチチャンネルネットワーク)を展開するstudio15株式会社は4日、国内初となるTikTokクリエイターを中心としたNFTマーケットプレイス「studio15 market for NFT」を11月中にローンチすると発表した。

現状でのTikTokクリエイターにとってのマネタイズ方法は、TikTok上での企業タイアップによる広告収益がメインとなるが、今回新たにNFTマーケットプレイスをローンチし、クリエイターの更なるマネタイズを支援していく。

今後活躍が期待されるクリエイターのNFTを扱うことで、素晴らしい作品や才能を多くの人に届け、クリエイターの応援を実現可能なマーケットプレイスとするようだ。また、早期に応援した購入者側も経済的なリターンが得られるようなマーケットプレイスとしていくことをコンセプトにしているという。

studio15所属のTikTokクリエイターを中心としたNFTを順次展開していく。第一弾として、人気クリエイターの成瀬の他、アートディレクターのカズシフジイ、イラストレーター兼アニメーターのしもんずげーとなど、総勢10名強のクリエイターのNFTを出品予定としている。NFTを購入したユーザーは、クリエイターが作成した現物資産と交換することも可能となっており、デジタルとリアル両方で楽しめるNFTマーケットプレイスとなっているようだ。

今回のNFTマーケットプレイスのローンチにあたっては、株式会社Hashpaletteが開発するブロックチェーン「Palette(パレット)」を採用し、サービスを展開していく。サービス内では、Hashpaletteが2021年7月にIEO(Initial Exchange Offering)で発行したPLTにてNFTを購入できるようだ。

studio15は、TikTokに特化したプロダクションで、2019年1月に設立された。現在専属契約数約100名、総フォロワー数2,000万人にまで成長し、多くの企業のTikTokにおけるプロモーションをサポートしてきた。将来的には、studio15所属以外のTikTokクリエイターの出品も増やし、クリエイターの可能性を拡げるNFTマーケットプレイスとして代表的な立ち位置を目指していくという。