NOBORDER.z FZEは12日、同社が開発するメタバース対応型のNFT(非代替性トークン)ゲーム「NFT DUEL」に、株式会社ヒーローズが発行するコミックス「ULTRAMAN」のNFTゲーム化とメタバース展開を発表した。

「ULTRAMAN」は、円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ「ウルトラマン」で描かれた世界から数十年後を舞台とする日本の漫画作品で、全世界で11ヶ国語に翻訳され総発行部数は400万部以上にのぼる。2019年4月よりNetflixにてフル3DCGアニメが192カ国に世界同時独占配信され、既にシーズン2の製作も決定しており、2022年春に全世界同時独占配信されるようだ。

「NFT DUEL」は、トレーディングカードゲームにNFTの技術を用いて、カードの所有権自体をユーザーに付与し、グローバル市場で自由にトレードできることを可能としたNFTゲームである。ユーザー自身がアバターとなり、NFTで構築されたメタバースで自由に交流しながら、出会うユーザーと対戦することができる。

本プロジェクトで発売されるNFTカードなど一連のNFTは、NOBORDER.zが開発するNFTマーケットプレイス「XANALIA(ザナリア)」より販売される。また、同社が開発するメタバース「XANA(ザナ)」においてもアバターをはじめ様々な展開を予定しているようで、NFTの詳細、購入方法に関しては近日公開される公式サイトおよびツイッターにて発表されるという。

直近では、所有権の透明化や売買を行うNFTだけでなく、ゲームで使えるNFTやメタバースのアバターなどの使用用途を持つNFTに注目が集まっているという。公式の発表によると、日本を代表する国民的IPのひとつであり、世界に多くのファンをもつ「ULTRAMAN」が先メタバースNFTゲームに進出することは、世界の市場からも大きな注目を集めており、多数の提携オファーが集まっているようだ。