社民党党首で参議院議員の福島みずほ(66)が21日、自身のツイッターを更新。「昨日は選挙ギャルのパレードに参加。最後まで楽しく歩きました。ポップで楽しい選挙ギャル。みずほっちと呼ばれ、楽しくやっています。」と、憲法改正に反対、安倍晋三元首相の国葬に反対する女性集団『選挙ギャルズ』が街頭デモを行う様子を伝えた。
選挙ギャルズの存在を20日に報じた東京新聞によれば、地方選挙のボランティア活動を通じて知り合った大学生や会社員ら平均年齢21歳の10人が5月末に結成。この日、SNSで参加を呼びかけた約110人が『ラブ&ピース・パレード』と称し、東京都心部で軽快な音楽に合わせて『うちらは求めてない国葬』「返せようちらの民主主義」と声を上げ、「国葬に反対」「憲法改悪マジ反対」など自作のプラカードを掲げて歩いたという。
「ポップで楽しい選挙ギャル」と街頭パレードを楽しんだ福島さんの投稿に対し、ネット上からは「ギャルはどこに?」「選挙ギャルが若者にウケると思っていてやっているとしたら本当に痛い」「ヤングでナウいと思ってるのでしょうw」「ギャルが見当たらない」「ギャルへの偏見とかルッキズムとかを煮しめたような時代遅れを感じて頭痛がした」など、さまざまな意見が寄せられていた。
福島さんの投稿に「このパレード、ギャルはどこにいるんですか? 福島さん。」と反応した編集者でジャーナリストの有本香氏はさらに続けて「私が『選挙ギャル』を揶揄する本心は、その集団の中に『ギャル』が見当たらず、おじさんおばさんばっかりだからではなく、『ギャル』という属性を看板に政治活動することの非リベラル性が虫酸が走るほどイヤだから。ふだん『女性を商品化するな』と言ってる和式リベラルの二重基準はまこと耐え難い。」と批判的だった。
かつての学生グループ「SEALDs」を思い出せる選挙ギャルズだが、はたして彼女たちの問題提起は同世代(?)の若者たちに広がっていくのだろうか。