爆笑問題の太田光(57)が11日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。自民党が党内を“点検”した結果、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と179人に接点があったと公表したことや安倍晋三元首相の国葬の是非について私見を述べた。
番組では冒頭から旧統一教会と自民党の関わりについて特集。自民党の茂木敏充幹事長が8日、旧統一教会および関連団体と179人が何らかの接点があったとの“点検”結果を公表し、「関連団体の会合に出席をした。ただ、その時点において、(旧統一教会)関連団体であるという認識がなかったという人が大半。だいたい9割近くがそのような状態だった」とコメントしたことに対し、ジャーナリストの鈴木エイト氏が「今回の自民党調査は(100点満点中)10点です。茂木氏が9割は統一教会との関係を知らなかったと言っているが、実際はこれ逆だと思う。9割は知っていたが正しい。よって評価は10点」「自己申告だと正直に申告しない議員が相当いる。代表格はマザームーン発言の山本議員で、統一教会が主催した1万人規模の集会に参加したのに点検結果に名前がないのはおかしい」と酷評するなど見応えがある内容だった。
岸田首相が「故人なので限界がある」と述べて、安倍元首相と旧統一教会の接点を調査しないことについては太田が「中途半端なことをするから安倍さんが濡れ衣着せられる。逆効果になって反感をかってしまう国民に。森友問題でも割とそういうところが自民党の調査の仕方の中に(あった)。要は公文書改ざんも安倍さんがやった、指示だったのか指示じゃなかったのかというのは、昭恵さんの名前があそこにあったのを消したということを、それを言いたくないがために、消したのは実は誰だったのか、まだわからないわけで。その辺を有耶無耶にするから余計、安倍さんが全部、指示したんじゃないかと(濡れ衣を着せられる)」と自論を展開。
また、太田は国葬費用の高騰について「思想で反対してる人が多いけど、(国葬は世界各国から)要人が来るイベント。テロ対策などの警備は我々の税金で、国費で賄うべき」としたうえで「国葬については統一教会の問題と切り離して考えるべき」だとした。
太田のこうした発言に対し、SNS上では反論が噴出し、「国葬反対は思想によるもんじゃないんだよ。法律守れ!って言ってんだよ」「必死に国葬の問題は金という方向にリードしている。そして警備にかかるから当然との帰結。物の本質をはぐらかし吹聴する害悪でしかない!」「国葬にしなければ良いだけの話だ。警備費云々など問題にしてはいない」「太田さんは桜を見る会に行ってるだけあるね。擁護はまだまだ続く」など、さまざまな意見が寄せられていた。