9月14日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の番組内容に異変が見られ、視聴者から「圧力では?」「何か規制ですか?」と心配の声が上がっている。

安倍晋三元首相(享年67)が銃撃され亡くなった事件以降、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と政界の接点が明るみになり、連日“攻めた姿勢”で報道を続けている『情報ライブ ミヤネ屋』。朝の情報番組やそのほかのメディアがなかなか報じない突っ込んだ内容にまで踏み込こんでいることから、SNS上では「#ミヤネ屋頑張れ」というハッシュタグなども発生している。

最近は、30年以上にわたり旧統一教会の被害者救済に携わってきた札幌弁護士会の郷路征記弁護士や、旧統一教会問題を長年取材しているジャーナリストの鈴木エイト氏を迎え、問題の深部に迫る独自の特集が話題を集めていた。

そして、この日は旧統一教会との関わりについて自民党が行った所属議員に行った“点検”の結果公表後に「報告漏れ」が相次いでいることに加え、政府が開設した“教団関連の電話相談窓口”に5日で1002件の相談があったことをVTRで紹介。野党である立憲民主党・安住淳国対委員長(60)が「統一教会の宗教法人としての存続をどうするかという点について、最終的にはやっぱりこの臨時国会で一定の結論を得たほうがいい」という発言もVTRでまとめて伝えた。

その後、スタジオでは安倍元首相の国葬について多少議論したものの、この日、旧統一教会がからむ問題を取り上げた時間はわずか10分程度。これに、視聴者から「この週末前後からどこかからのメディア締め付けがキツくなってきたのを感じてる。どうか尻すぼみにならないでくれ」「自民党と統一教会あんまりやらないの?何か規制ですか?」「えっ、もう統一教会と自民党の癒着問題終わった、なんで?」「これはなんらかの圧力がありましたね……ミヤネ屋はどこまでも強気で報道としての使命を全うしてくれると思ってたのに。ガッカリ」と違和感を訴える声が続出している。

「今までの傾向からすると、自民党の“申告漏れ”や旧統一教会と密接関与疑惑が持ち上がっている山際大志郎経済再生相(54)の問題を取り上げてもおかしくないですが、なぜかこの日は北朝鮮の子どもYoutuberを特集していましたね。たまたまこの日は取り上げる時間が短かっただけかもしれませんが、視聴者が今の『ミヤネ屋』に期待しているのは、旧統一教会の追及報道。そのため、肩透かしを食らった視聴者が多かったようです」(政治記者)

旧統一教会は5日、「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会がTBS『NEWS DIG』に抗議文を提出」という声明を発表。8月に「異常な過熱報道に対する注意喚起」として日テレがやり玉にあげられた際は屈しない姿勢を見せていただけに、旧統一教会の度重なる抗議に屈してしまったのだろうか。