11月17日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、女優の松原千明さん(享年64)が移住先のハワイで亡くなったという訃報を扱った。スタジオに出演していた国際経済学者の三浦瑠麗氏(42)が、松原さんがハワイに移住した経緯についてのマスコミ批判を展開し、ネット上で賛否両論を集めている。
1988年に俳優の石田純一(68)と結婚し、娘でモデルのすみれ(32)をもうけたものの、1999年に離婚した松原さん。石田の不倫が大きな騒動となり、その後、松原さんとすみれはハワイに移住している。
番組では1996年に石田の長年に渡る不倫が発覚した際、松原さんのもとへ芸能記者が押しかけた様子を放送。記者の突撃に対し、松原さんは「ちょっと私に聞かれても……」と困惑していたが、記者は質問攻め。松原さんは「一緒に人生をやっていくって決めた人ですので、別になにも変化はありません」と気丈に答えていたが、記者は「信じているっていうことなんですか?」などと追撃していた。
また、番組では後年、2017年になり、松原さんが『ノンストップ!』(同)でハワイ移住について「太郎ちゃん(石田純一)が浮気をしたことに対しての恨みとかそういうものよりも、すみれが辛い想いをしているということの方が強くてハワイに行ったんですね」と明かす映像も放送した。
スタジオで三浦氏は、今回の訃報とマスコミ報道について「ちょっと他人事のように言うのはテレビはどうかなと思っていて」と指摘。「すみれさんを騒動から守るためというか、テレビから守るためにハワイに移住されたわけで。レポーターの質問も、聞いていれば松原さんの気持ちよく分かるのに、『家族としては大丈夫なんです』とおっしゃってるのに『信じてるんですか?』とかバカな質問をしたりして、なんかちょっと愚かだなと思いました」と苦言。また、「それに比して、彼女の素晴らしさが際立つ感じがしました」と話していた。
「一見真っ当な三浦氏のこの批判にネット上からは、『いいこと言ってる』『その通り』『あれはひどかった』『今のワイドショーに比べると、昔は酷すぎた』といった賛同の声が集まった一方、『ワイドショー出てる人に言われても……』『三浦さんもテレビ側だよね?』といったツッコミも集まっていました。発言自体は正論だった一方、三浦氏もワイドショー側の人間。発言そのものよりも、三浦氏がこの発言をしたことに疑問が集まってしまったようです」(週刊誌記者)
よくも悪くも三浦氏の発言に多くの視聴者が関心を示しているようだった。